110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

我が国の行政の癖

というか、ある意味当たり前すぎるほど当たり前のことで、誰も言わなかっただけなのだけれどもね・・・

政治的には内閣、行政の事務方としての中央官庁、と考えれば・・・ね、わかるでしょ?

・国民一人一人に対応できるような「緻密な対応」は下手くそ。

補助金の様に(細かい配布などは別にして)総額いくらみたいな、大ナタを振るうようなことは得意。

厚生労働省は、いつぞやの年金問題など結構ボロボロの省庁だが(それにしては、国民の生活に直結しているので性質が悪いとも言える)上の指摘の通り、国民の一人一人に細かく対応していかないといけないところ・・・だから、ボロが出る(財務省と比べて考えるとよくわかる)。

だから、PCR検査数を増やすことよりも、新型コロナウィルスに効果のありそうな薬を認可したりワクチンの開発に補助金を出したりする方が得意なわけだ。

そう、今回の対応の様に、国は小回りが全く効かないので、大多数の国民を「自粛(犠牲とも読める)」させて体面を繕ったわけだね。

ITの利用とか民間の活用とか細かく対応する手段は(実際には)あるのだが、いかんせん小回りが利かないから後手に回るのが当たり前な状況なわけだね。

そうなると、当初、暴言だと思った「堀江貴文の意見」も、今となると半分以上耳を傾けても良いのかなと思ってしまうのだ。

でも、お役所の人たちも、このことは良くわかっているんじゃないかな、ただし、見えない圧力(法など)によって身動きが取れないのではないのかな?

これが「国の高齢化」という状態だと思うよ。

さて、経済的な状況から、緊急事態宣言を解除する方向らしいのだが、ここにきて、慎重に対応してきたとみられる国々が警戒を解いた後に、感染がぶり返してきている現実が出てきた。

さて、未だに本当にどのくらいの人が感染していたのか、わからないわが国は、緊急事態宣言の解除を軽々にしても良いものだろうか?

私は、文系の人間だから敢えて言うと、日本は神の国、ここ一番で神風が吹いてコロナウィルスを吹き飛ばしてください・・・と祈るばかりだ。