110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都をどうにかしないと

現在のコロナ関連報道は何故かGoToキャンペーンの方に目が向けられているのだが、どう間引いて考えても東京都がどうなるのかが一番の問題点であると思う。

様々な数字が、他地域と比べて突出していることから「先行指標」と言って良いのに、何故か、世論がこの点に集中しない。

たまたま、誹謗中傷による一人いじめみたいなことが問題になったからなのかもしれないのだが、これは、国全体の問題として、一番病状が悪化しているところを集中的に治療するという観点で対応するべきだ。

地方自治の独立などと言える状況でないのは、小池さんも良く存じ上げていると思うが、それを認めると政治家としての立場が危うくなるだろう、しかも、圧倒的な支持を受けて再選した直後であればなおさらだ。

しかしながら、「これは東京都の問題だから、他地域の人は口を出すな」みたいなことはとりあえず止めた方が良い。

逆に、「これは全国の問題だから、東京都の沽券など捨てて広く示唆を受けたほうが良い」と考えたほうが早く収束に向かうし、周辺の協力も得られるだろう。

先に、菅官房長官の発言が「東京いじめ」みたいな形で批判の的になったのだが、普段はそういう発言をしない彼がそういう発言を繰り返していることに、何か感じないのだろうか?

私は、都民として不思議なのだが、このところ、小池さんが窶れてきている様に見えない、それは、将来感染拡大が抑えられるという自信があるからなのだろうか、それとも、全部、国のせいにして事務処理に徹底しているからなのだろうか、もし、この突出した数字を持って感染対策に真剣に取り組んでいたら、67歳の彼女は、相当体力的に消耗し、下手すると、体力消耗による入院という事態すらあり得るはずなのに・・・である(厚労省の若手が不休の対応で音を上げていることが報道されている)。

重ね重ね書くが、政治が、都民や国民を食い物にしては欲しくない。

また、結構な数の、都民(特に中高年から高齢者層)は自粛している、だから、これ以上の自粛は無理で、そうでない事情のある人に向けて、メッセージを出すしかないのに、あらためて、自粛のお願いを繰り返しても、無理なものは無理なのだ、現在自粛している人は更に自粛できない、そういうことに、早く気づかなければならないのが都知事ではないのか?

都の職員が足りなければ、都知事のあなたが先頭で動くのだ、それが、信任に応えるという事だと思うけれども、私は、小池氏に票は投じなかったけれどもね。