110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

80代・90代感染者の3割超死亡、平均年齢79.1歳・・・都分析

という表題の記事があった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aca37c24622b572c11e1bfa7dc0dc9b2cecf0ccd

コメントを見ると、わが意を得たりというものが結構あった。

平均寿命と変わらない、高齢者で持病がある人が殆どなんだから大騒ぎする必要がない、インフルエンザと変わらない・・・等々。

平均寿命は、男性81.41歳、女性87.45歳となり、男性は近いが女性に関しては、軽率な判断と言えよう。

まぁ、都がどういう意図でこの情報を流したのかは良くわからない、都知事はブレーキを掛けているのだが、内部にはそんな必要はない、経済活動に重点を置くべきだという意見があるのだろうか?

この、コロナウイルスの対応については、難しい問題があり、上記のような、再び世代間闘争みたいになるのも、興味はあるが、建設的ではないと思う。

とりあえず、一番良いのは、コロナウイルスを制圧することで、経済活動についても「with Corona」なんてことをあまり考える必要はなく「以前の生活」に戻れる、ニュージーランドや、本当に力で制圧する中国などはこのカテゴリーだろう。

しかし、国内にウィルスを持ち込んでしまい、ある程度感染拡大してしまった大半の国々は大変なことになった。

アメリカやEUGDPの落ち込みはご存知の事だろう。

また、ある程度の感染抑制が出来ないと、国境を越えてのビジネスは難しくなるだろう。

もしかすると、ニュージーランドやら台湾やらのコロナの影響が少ない国にオフィスを設置して、そこを起点に世界展開するなどという動きが出るかもしれない。

そう、上記の、ウイルスを過小評価したい希望に対しては、全世界が過大評価しているので、自分の周りの状況やら国内の世代間闘争だけでは判断できなくなるのではないかという危惧を上げておこう。

わが国も、いわゆるグローバル化による取引、輸出入のGDPに占める割合はそれほど大きくはない、しかし、それに携わる企業が比較的規模が大きく、簡単に無視するわけにはいかないのではなかろうか?

そう、国内のコロナ禍の対応状況が、先々の(グローバル企業の)ビジネスに影響が出る可能性がある。

自殺者が出るから自粛は止めよう、インフルエンザみたいなものだから大丈夫だ、ということで感染者を放置すれば、世界的な見地から、集団免疫ができるまで、経済的に干されてしまう可能性があるだろう。

当然、オリンピックもだめだろうね。

ちなみに、こんな誰も読まないブログだからこそ書けるのだが、飲食店やらイベントやら旅行やら、全てどちらかというと「不要不急」のものではないのか?

だから、「不要不急」の産業に携わる人が、正に「不要不急」になって失業しても仕方ないのではないだろうか?

そもそも、そういう産業構造自体が歪なのではないのか(これは世界的なものだが)?

という問題提起はしたいと思う。