110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

要介護2の人を介護すると20万円相当なのか?

とある記事に「要介護2の入居者が老人ホームに入居した場合、介護付き有料老人ホームでは事業者に対し介護報酬として20万円を毎月固定で支払わなければなりません」とあった。

確かに、専門の知識が必要で、厚労省の認可なども必要なのだろうが、私だって要介護2の母親を介助しているぞ。

まぁ、国に「金をくれ」とは言わないが、金銭に換算すれば、最低でもこの程度の金額にはなりそうだとの目安になった。

ただ、今のところ、それでも、家族や身内が施設を使わずに介護している比率はかなり高いと思う。

そう、介護費用は表面化していない部分もかなりあるわけだ。

そして、家族、親族の介護という図式が崩れるのは、ロスジェネ世代が親の介護をし始めるころかな・・・などと予想する(もっと早くて団塊ジュニア世代からかもしれないね)。

それほど、先のことではなさそうだね。

追記:

とある記事のヤフコメで、老人ホームのコストに関するコメントを拝見した、当然、人件費が掛からない分自宅介護の方が安くなるし、下手な施設を選択すると結構な経済的負担になることも伺えた。

私も、母親が入院後、老健に半年以上入所していたことがあるのだが、本当にこのまま家に帰れなくなるのではないかと、心配したことがある。

そこは、老人ホームではないので、基本的には短期間の入所なのだが、様々な事情から長くいる人もいるが、お見受けしたところそういう人はあまり元気ではない。

その施設の介護士の人も、悪い人はいないのだが、どうも、だんだんと居心地が良くなってしまう(介護されて生活することに馴染んでしまう)様で、そこには、便利な反面落とし穴もあると思うのだ。

たまたま、私は、自宅の改修(バリアフリー化して車いす生活にも対応)ができたり、以前お付き合いのあったケアマネさんに相談出来たりと、今から考えると恵まれていたようで、結果的には上手くいったようだが、そうそう、上手く立ち回れない家庭も多いだろう。

国は、現時点、家族での介護を奨励しているようだが、経済性云々という方針が優勢になると、介護も施設でという風潮に将来代わってくる可能性がありそうだが、そこには、経済性も含めた落とし穴がありそうだね。