110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

週末の東京混雑「自粛前の駆け込み」

記事を読んでもわかるのだが、混雑だから危険ということでもない、迂闊にも、街に繰り出しても、あまりの状況に思いとどまって帰るような人(単純にそういう人を記事として取り上げただけなのかもしれないのだが)が、散見されるようになり、感染予防に不安があるなら避けるなり、帰るなりするという理性的な判断をする人も増えてきているということだ。

最近の新規感染者の中では高齢者の割合が下がる傾向にあり、東京都心部で比較的若年層が多いところを取材しても、現実と噛み合わないかもしれない。

以下の記事でも高齢者は一人もいない、84歳は青果店の店主だし混雑とは関係なさそう、教員は64歳でぎりぎり(定義としては)高齢者ではない。

スマホの位置情報を利用するならば、合わせて、年齢も加味して欲しいところ。

若年層はデータを元に(再び)批判される可能性があることを認識するべきだろう、1年以上経過した現在(いま)は、逆に開き直っても世間は聞き入れないだろう。

週末の東京混雑「自粛前の駆け込み」 仙台「例年の半分にも…」
4/10(土) 21:28配信 毎日新聞
 12日から東京、京都、沖縄の3都府県で新たに適用される新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」。都内では適用前最後の週末となった10日、行楽に繰り出す家族連れや若者たちが目立った。対照的に、措置が適用されてから初めての週末を迎えた仙台市では、目に見えて市街の人出が減っていた。
 昼下がりの東京・浅草。浅草寺仲見世通りは、食べ歩きを楽しむ人たちでにぎわう。家族4人で横浜市都筑区から来た会社員、山下尊(たける)さん(32)は「人が多くて驚いた。天気も良いし、自粛ムード前の駆け込みかもしれませんね」と話した。
 東京都港区の会社員男性(30)は夫婦で浅草寺そばの遊園地「浅草花やしき」に行こうとしたが、直前で入場を取りやめた。「屋外だから大丈夫と思ったけど、人が多くて感染が怖くなった。まん延防止措置が始まる前、最後のチャンスと思ったが……」と残念そうだ。
 コリアンタウンとして知られる新大久保(新宿区)には、飲食店や雑貨店の前に若者の行列が。幅の狭い歩道に店が並び、行き交う人たちが密になりやすい。埼玉県狭山市のパート女性(48)は東京にまん延防止措置が適用されると知り「今日しかない」と決断。家族と初めて訪れ、あまりの人出に驚いた。「この街ではみんなコロナを忘れているよう。早く帰ります」
 若者の街・渋谷でも、スクランブル交差点や渋谷センター街付近には、色とりどりのマスクを着けた若者やカップルたちが訪れた。
 対照的だったのは、5日からまん延防止措置が適用された仙台市。10日正午過ぎ、JR仙台駅近くの市場「仙台朝市」はマスク姿の買い物客が見られたものの、人通りはまばらだ。
 「今庄青果」の庄子泰雄社長(84)は「人出は例年の半分にも満たない。観光客も途絶え、去年の緊急事態宣言以上に打撃を受けている」と顔をくもらせた。
 飲食店の営業時間短縮が要請されたことで、仕入れに訪れる飲食店関係者もめっきり減ったという。鮮魚店金華山」を営む田畑義照さん(30)は「午後8時までの営業では『商売にならない』と1カ月の休業を決めた居酒屋も多い」と話す。5日以降は商品を並べても売れ行きが悪く、「飲食店の苦境は我々にも直結する」とこぼした。
 市内から買い物に訪れた小学校養護教諭の女性(64)は「変異株が不安だが、すべき感染対策はこれまでと同じだと思う。『早く収束してほしい』という一心で、みんな耐え続けている」と、市民の思いを代弁するように話した。
 NTTドコモスマートフォンの位置情報などを利用してまとめた10日午後3時時点の人出は、感染拡大前(昨年1月18日~2月14日)の休日平均と比べて東京・銀座で10・6%増、新宿駅で1・6%増、渋谷センター街で14・0%減だった。仙台市の仙台駅西は18・1%減、青葉通一番町駅は25・8%減だった。【井口慎太郎、木下翔太郎、神内亜実】