漱石の夏やすみ(高島俊男著)
本書は、朔北社から2000年に刊行されたもの、私は、ちくま文庫版(2007年初版)を読む。
本書をどう解釈するかはもちろん自由なのだ、夏目漱石が夏休みに房総を旅行した漢文による記録・・・「木屑録(ぼくせつろく)」を読む事(翻訳してある)で、漢文に関する興味を持っても良いだろうし、日本における漢文についてさまざまに考えても良いだろう。
「何で、漢文ていうのは重々しいの」という疑問を持っている人は、本書で「その疑問が正しいこと」だと知りほっとすることだろう。
そして、日本の漢文という視点から、日本人の著者の目線で見る事で、却って、日本語というものが見えてきたりするのだ。
そういう意味で、本書は「当たり」であった、残念ながら、一朝一夕で漢文が読める様にはなれなかったのだが・・・ ちなみに、第52回読売文学賞受賞作である。
本書をどう解釈するかはもちろん自由なのだ、夏目漱石が夏休みに房総を旅行した漢文による記録・・・「木屑録(ぼくせつろく)」を読む事(翻訳してある)で、漢文に関する興味を持っても良いだろうし、日本における漢文についてさまざまに考えても良いだろう。
「何で、漢文ていうのは重々しいの」という疑問を持っている人は、本書で「その疑問が正しいこと」だと知りほっとすることだろう。
そして、日本の漢文という視点から、日本人の著者の目線で見る事で、却って、日本語というものが見えてきたりするのだ。
そういう意味で、本書は「当たり」であった、残念ながら、一朝一夕で漢文が読める様にはなれなかったのだが・・・ ちなみに、第52回読売文学賞受賞作である。