110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

強行採決―安保関連法案

2012/12/17に書いた 
 選挙が終わった、いや、始まりも良く分からなかったのだが・・・!!
 日本国民がこれほどファッショな民族とは思わなかった。
 (余り信用していないのだが)有識者が健全な2大政党制などと常識的なことを言っていたのにね?
 そして、安倍さんは運の強い人だ、しかも、今回は都市型の小泉首相の後継だったが、今度は自分の地場をもとにした地方型の政策ができる・・・さてどうなるか?
 私は、投票したけれども、自民、民主ともに避けた、いつものことなのだがね。
 都知事選、衆議院選ともに、開票直後に大勢が決まったのも、まぁ久しぶりのことなのかもしれない。
 私は、その時サッカーで熱狂していた。

 種はその時に蒔かれたと言う解釈もあろう。
 
 「これが民主主義か」という野次もあったようだが、選挙で自民党を大勝させたのも(当時の)国民であったわけで「民主主義か」と言えば「そのとおりだ」ということになろう。
 多くの人の関心は目先の短期的なことに行ってしまいがちだ。
 それを、多少戒めるために、ことわざの様なものがあるのかもしれない(ね)。
 哲学や宗教などでも中庸とか中道ということに言及するのも、過度なことには大きな代償(リスク)を伴うかもしれないということが示唆されているように思うのだ(今回の事例を見ているとね)。

 日本国民の政治に対する反応は短期的なことで右往左往しているように思う。
 その点を多少変えていかないと、長期的な問題、すなわち財政を核とする諸問題はクリアできないだろうな?

 頭の良い官僚諸氏はそこを利用しているのだろうけれども。