110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

1年365冊(その3)

2009年3月~2009年5月まで。 2009/3/1,日本の美を求めて,,東山魁夷,,講談社,講談社学術文庫 2009/3/2,人形の家,,イプセン,原千代海,岩波書店,岩波文庫 2009/3/3,プラグマティズム,,W.ジェイムズ,桝田啓三郎,岩波書店,岩波文庫 2009/3/5,時間とは何か,,伏見康…

1年365冊(その2)

2008年12月~2009年2月まで。 「ダーシェンカ」(カレル・チャペック著)など、冊数を稼ごうとする腹黒さが見えるのだ。 2008/12/1,脳が心を生みだすとき,,スーザン・グリーンフィールド,新井康光,草思社,サイエンス・マスターズ11 2008/12/1,社会学の根本概…

1年365冊?

私は、世の中のためにならないことが好きなようだ・・・まぁ、野垂れ死にというタイプだろう。 昨年の9月から、何気なく始めたことだが、だんだん本気になってきて、この8月までの読書累計が、365冊を越えた、「一日一善」ならば世のため人のためだが、「一日一…

2009年8月までの累計

2009年8月までの累計歩数は、23,887,665歩で、達成率59.7%となります。 今年の8月は、この暑い中、水戸駅→自宅間を歩いたので、当初目標よりも随分上乗せが出来ました。 さて、例年、9月からの3ヶ月が、歩くには丁度良い時期で、強化月間と呼んでいますが、…

一休(柳田聖山著)

本書は人文書院1980年初版のもの。 本書は、なかなか読み進められずに積んでいた一冊。 最近、山本夏彦氏の影響もあり、日本の古いものに興味を持つようになった、そして、それが、本書を読む、集中力を与えてくれたようだ。 本書は「狂雲集」の中から抜粋し…

選挙前にて

明日は衆議院選挙なのだが「政権選択」なる、分けのわからない題目と共に、密かに注目しているのが、宗教系の政党がどうのような動きをするかだ。 既に、公明党はある程度の議席を維持するに至り、これは、自民党の様に、政策が甘いからと言って、大幅に減る…

最後のひと(山本夏彦著)

本書は平成2年文藝春秋刊行のもの、私は文春文庫版で読む。 最近、山本夏彦にはまっている。 今更、気づいて恥ずかしい思いだ。 本書は、九鬼周造著「『いき』の構造」を枕にして、明治、大正、昭和の花柳界の100年の変遷を描くと言うもの。 また、それは、…

水戸駅から歩いて帰る

人それぞれなのでしょうが、私の場合、突然無茶な行動にでることがあります。 今回も、そんな事のひとつなのですが、昔ほど、身体に無理をかけられなくなってきているので、いつまでできることだろうかと怪しんでいます。 さて、今回の目的は、簡単で「水戸…

カルメン(メリメ著)

本書は岩波文庫版で読む。 カルメンを追いかけて悪の道に入るホセ、そして、最後には自分の手で決着をつける。 ビゼーの組曲「カルメン」は知っていたが、その話自体を知らなかったので読んでみた。 小編なので、壮大なイメージは無いが、程よくまとまった佳…

茶の間の正義(山本夏彦著)

本書は昭和42年文藝春秋社刊行のもの、私は中公文庫版(初版昭和54年)で読む。 あわせて、「日常茶飯事」「かいつまんで言う」「変痴気論」も読む(それぞれ中公文庫版)。 この時期の著者の作品は、非常に微妙な立場にあると思う。 しかし、今から振り返る…

オーイどこ行くの(山本夏彦著)

本書は、平成14年刊行の新潮文庫版で読む、この中には、同社平成六年刊行の「オーイどこ行くの」所収のコラム100編に加えて、平成八年刊行の「その時がきた」所収のコラム50編が収められている(すまわち、少しお得なのだ) 私の読書は、故人となられてから…

構造と解釈(渡邊二郎著)

本書は1988年放送大学養育振興会から刊行されたもの、私は、ちくま学芸文庫版で読む。 本書の題名の、構造は「構造主義」、解釈は「解釈学」を指す。 この二つの主題を取り上げて、解説してくれるもの。 行過ぎた自然科学主義への警鐘が、ちらりと読み取れる…

意味は通じるのですが・・・・?

この「書庫」に乗せるのは、久しぶりですね。 8/14、15日と水戸駅~自宅間を歩いたのですが、その時に思わず撮った作品です。 意味は通じるのですけどね・・・・?

レスポール

私にとってはヘッドライン。 [ロサンゼルス 13日 ロイター] 伝説のギタリストで、自身の名前を冠したエレキギター「レスポール」の開発者だったレス・ポール氏が13日、肺炎の合併症のため、ニューヨークの病院で死去した。94歳だった。 弁護士による…

日本語と世界(大野晋著)

本書は1989年刊行の講談社学術文庫版を読む。 私は、日本語について詳しく知らないのだから、本書の大半は、なぞり読みした程度だが、ただ一つ「狭山事件の脅迫状は誰が書いたか」という一章は、大変興味を持って読んだ。 狭山事件について調べてみると、被…

智恵子抄(高村光太郎著)

本書は新潮文庫版で読む。 先ほど上げた「狂気と家族」その前の「死にゆく妻との旅路」を読んだ後の、本書は、普通の心境ではない。 智恵子は、自分から狂気に陥ったのか? それとも、例えば光太郎との関係でなのか? それとも、何かの病的要因なのか? そし…

狂気と家族(R.D.レイン・A.エスターソン著)

本書は1972年初版のみすず書房刊行のもの。 精神分裂病(現在は統合失調症)と診察された、患者とその家族の了解を受けて、行われたインタビューを抜粋して、11例を掲載したもの。 専門的・論理的な記述は無く、実際に話された言葉が記載されてあり、専門家…

死にゆく妻との旅路(清水久典著)

本書は新潮文庫版で読む。 ちょうど、昨日ヴォルテールの「哲学書簡」を読み終えたので、それについてコメントしようと思ったが、たまたま、手に入れた本書の方がインパクトが大きかった。 哲学では、人間の存在や生死を問題にするこおがある、しかし、実際…

目の前で事故が・・・

あちこち歩いていると、交通事故に遭遇することがあるのですが、今回は、歩いている時に発生しました(私は歩道を歩いていたので影響はなかったのですよ)。 場所は新大宮バイパスで、最近は歩き読みすることが多いので、本を読みながら歩いていると、「グシ…

2009年7月までの累計

2009年7月までの累計は、 23,182,663歩で、達成率は58%になります。 梅雨の影響を考えながら歩いたので、前半は前倒しで歩けたのですが、月末付近で、結構ヘビーな本を読んだので、歩数の伸びが衰えました。 ただし、最低限の月間60万歩はキープしましたけれ…