110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2008年2月までの累計

今月までの累計は12,084,642歩で、4000万歩に対して、30.2%の達成率になります。 通常、2月は28日しかないので、日程的に厳しい状況になりますが、今年は(うるう年)1日多いので、少し余裕が出来ました。 でも、まだまだ、先行きは遠いですね。

記号人間(佐藤信夫著)

佐藤信夫氏の著作は面白く読ませてもらっています。 本書は、1977年大修館書店刊行のもの、定価よりもお金を出したのは本書ぐらいではないかと思う。 本書でも記号としての言葉とその示す意味の差異について面白く解説してくれます。 佐藤氏の本を読んでから…

生きるということ(エーリッヒ・フロム著)

本書はあちこちの本屋でもよく見かける。 原作は1976年で、翻訳は1977年紀伊國屋書店から刊行されている。 最近はカバーが刷新されたものも見たことがあるので、相当なベストセラーなのだろう。 実は、本書を読んだのは2回目で、たまたま出てきた本書を読み…

出版社の倒産

最近、出版社の倒産の話が多くなっているようだ。 それも、一度は名前を聞いたことがあるようなところだ。 それは、時代の流れなのかもしれない。 そして、ひとつの時代の終焉なのかもしれない。 そして、それは、売れにくい本の、出版が減ることと関係が出…

2008年2月23日の歩き

今回の歩きは、自宅~羽村堰~羽村駅というコースです、歩数は、大体7万歩程度、50km位の歩きです。 コースを簡単に言うと、自宅近くの「新青梅街道」を利用し、「丸山陸橋」で「環七」を南下、「大原交差点」で国道20号線に入り、「上高井戸1丁目」で環八…

移動論(野沢啓著)

これは1998年思潮社刊行のもの。 本書は、詩作者の視点からの当時の時評という内容。 しかし、ハイデッガーなどの哲学的視点・思想があちこちに見えて面白かった、ある意味、詩も思想的な側面を持っているのだということに気づいたことが収穫であった。 「移…

意識の形而上学(井筒俊彦著)

本書は1993年中央公論社から刊行された、古本として手元に入った。 井筒俊彦氏の著作は、以前から注目しているが、なかなか入手できないので、本書が読めたのも幸運であった。 しかし、この本書が井筒氏の最後の著作となった。 内容は、大乗起信論を元に、第…

人文学と批評の使命(E.W.サイード著)

サイードの著作を初めて読むことになった、そして、皮肉にもこれが遺作ということらしい、2006年岩波書店刊行。 この中で、自然科学、社会科学の台頭により、その立場が一般に貶められたと考えられる、人文学の位置付けを再度検討する。 それは、アメリカと…

社交する人間(山崎正和著)

本書は2003年に中央公論新社刊行のもの、2006年に刊行された中公文庫判を読む。 本書は、お気にいりブログの「読書のあしあと」(http://blogs.yahoo.co.jp/honestly_sincerely)で紹介されていたもので、読んでみようと思ってから、意外に時間が掛かった。 …

2008年2月10日の歩き

今回の歩きも、自宅~羽村堰~拝島駅というコースです、歩数は、大体7万歩程度、50km位の歩きです。 コースは、何回か紹介していますので、簡単に言うと、自宅近くの「新青梅街道」を利用し、「丸山陸橋」で「環七」を南下、「大原交差点」で国道20号線に入…

アルチュセール全哲学(今村仁司著)

本書は1997年「現代思想の冒険者たち」というシリーズの第22巻「アルチュセール 認識論的切断」という題名で講談社より刊行されたものが、タイトルのように解題され講談社学術文庫版として出版されたものを読んだ。 本書では、アルチュセールの生涯にわたっ…

近代の擁護(山崎正和著)

本書は1994年PHP研究所刊行のもの、神保町の古本屋にこっそり埋もれていた。 今から、14年程もまえの社会状況からかかれたもので、当時の世相に関わる話題はとりあえず置いとくとして、本書の題名にもある近代(モダニズム)を擁護するという、視点が鋭い点…

デスノートは使えるのか?

はやりすたりを超越した話題ですが、 先日、TVで「デスノート」なる映画を見ていて、まずは、こんなにあっけなく人が死ぬ映画があって良いのかという倫理面の疑問と、そもそも、言語の持つ意味の曖昧性を考えると、あそこに書いた名前では、本人特定は、厳密…

南方熊楠(鶴見和子著)

本書は「日本民族文化体系」の第四巻として1978年に講談社から刊行されたもの、私は、1981年が初刷の講談社学術文庫版で読んだ。 南方氏の凄さは、既に、ご存知の方も多いと思うが、本書にも「学問好きの、学校嫌い」というように、形にとらわれた学問を拒否…

靴を新調する

今まで私の足元を支えてくれたのが、アシックスの「FIELDWALKER IGS」という製品でした。 この靴のおかげさまで、最大120kmを歩くことが出来ました、しかし、最近どうも、このくつとの相性が今ひとつしっくりこないので、流石に限界にきたかと思い、新調を考…

プラトンの呪縛(佐々木毅著)

本作は1998年に講談社から刊行されたもの、私は、2000年に講談社学術文庫版になったものを読んだ。 20世紀初頭の、全体主義や社会主義のひとつの思想的拠り所としての、プラトンの哲学、そして政治学を賛否あわせて批判していくという内容で、とても良い作品…

2008年1月までの累計

2008年1月までの累計は、11,479,743歩です。 目標の4000万歩に対しては、28.7%の達成率になりました。 今月は、寒さに負けまして、ぎりぎり最終日に、月間目標の60万歩に合わせました。 どうも歩きに対する意欲が落ちているようで、少し心配です。 また、今…

中国製ギョーザ事件について

今回の中国製のギョーザの事件は今後の展開がどうなるかですが、これについて「製造物責任」という事を思い出した。 ちなみに、国内ではPL法が施行されてひとつのルールが確立されている。 それまでは、企業に対して、特に被害者が個人であった場合でも、そ…