110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

紙の書籍の衰退

私は古本を主に読んでいるのだが、最近はBookOffでさえ活字本のエリアが減ってきた。 大手以外の古本チェーンでは殆ど漫画やゲームソフトの流通が主力になり古本(屋)という言葉自体が矛盾を起こしている。 昨日も、通常(古)書籍の30%値引き、100円本の70…

議論の内容とは別に・・・気概を感じた

以前はこういう損得抜きの人が結構いたものだ、でもほとぼりが覚めると復活していたりしてまたそこに生命力を感じたりしたものだが・・・?! 橋本氏は議論には勝ったのだろうが、私はこういう党首の政党を少なくも次回の選挙では支持しない。 嫌いではなか…

洗濯をする

梅雨の隙間に陽がさしてきた、それは薄日だけれども明日までは降らなさそうだ。 だから下着やタオルなど乾きやすいものは干してしまおう。 ということで午後三時過ぎて洗濯ものを干した。

介護する人、される人

最近親の生活支援をしていて思うのだが、歳をとって老人になり体が不自由になってきたから自動的に支援や介護されて当然だという考え方を、被介護者(すなわちお年より)が持っているとしたら、それは大きな間違いだと思う。 支援者の目で見ると、自分勝手な…

断章119、120

断章119、「自然は互いに模倣する。自然は互いに模倣する。よい土地にまかれた種は、実を結ぶ。よい精神にまかれた原理は、実を結ぶ。」ここまではよいのだがこの後突然「それぞれの本性がこうも異なるのに、数は空間を模倣する。すべては同一の主によってな…

ちいさこべ(山本周五郎著)

本書は新潮文庫版で読む。 ある書店でマンガの中にこの題名があったので取り上げてみるとやはり原作は山本周五郎であった。 買おうかとも思ったがまずは文章から入ろうと思いその時は買わなかった。 実際読んでみると小編ではありながら感動的な作品であった…

断章116~118

断章116 「職業。思想。すべては一つであり、すべては多様である。人間の本性といっても、そのなかにはいかに多くの本性があることだろう。いかに多くの天職があることだろう。そして人は、普通、どんな偶然から、ある職業がほめられるのを聞いてそれを選ぶ…

断章114、115

断章114は「多様性というものは」とはじまる、そして「声の調子」「歩きぶり」「咳のしかた」「はなのかみかた」「くしゃみのしかた」と例示していく。それに続けて「人は、果物のなかから葡萄を見分ける。そしてあらゆる葡萄のなかからマスカットを、ついで…