110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2017-01-01から1年間の記事一覧

来年は

今月になってから母親の足の具合が悪い。 今までも歩くのが遅くなって気にしていたのだが、今は、歩くこと自体が面倒になっているように見える。 また、ベッドに上がれないので補助して欲しいとか、TVのリモコンがどこかに行ったので探してくれとか、今まで…

話さない

久し振りに見た気がする。 一言も話さないということは、基本的に意思が伝わらない(伝えない)ということだ。 彼の真意は、全くわからないはずなのに、周りが動き出すのだよね。 貴乃花親方を見ていて、かつては、そういう人が結構いたなと思い出したのだ。…

恥ずかしいな

親の介護をしつつも、中学・高校時代の連中とバンドをやっている。 この年になると、数十年前の"遊び"が今まで続いているというのが奇跡というか悪あがきと言うか・・・ねぇ? 今年はそれでも30分ほどのライブを2回もできた。 スタジオ練習もわざわざ夕食を作っ…

日本国の研究(猪瀬直樹著)

本書は1997年文藝春秋社刊行のもの、私は1999年初版の文春文庫版で読む。 おまけに、「続日本国の研究」1999年同社刊行のもの、私は、2002年初版の文春文庫版を読む。 さらに、「国家の罠(佐藤優著)」これは2005年新潮社刊行のもの、私は、2007年初版の新…

久しぶりの新兵器(かな?)

久しぶりに中古ではなくて(B級品だが)新品のギターを買った。 今度は、なんとフルアコだ。 前から、Jazzもどきのギターは弾いていたが、ここで腰をすえてJazzに取り組もうかという魂胆だ。 (しかし、この歳で集中力が持続できるかは当然疑問だが) で買った…

Buster B. Jones

もう亡くなったんだよね。 久しぶりに見たけれども、やっぱり上手いや、しかも、ギター1本とは思えない演奏だ。 外見と音楽がこんなに違う人も珍しい(かな)? 生きていれば、まだまだ、凄いことをやれそうだったのに惜しいね。 https://www.youtube.com/wa…

そういえば

昨年の12月18日に、母親が入院後のリハビリで数ヶ月入っていた施設から家に帰ってきたんだ。 少し、足元が不安になったので、ポータブルトイレを買って、今年になってから、母親の部屋からトイレの間をバリアフリーにしたんだ。 最悪、車椅子では生活できる…

バイエルの謎(安田寛著)

本書は2012年音楽の友社より刊行されたもの、私は2016年の新潮文庫版で読む。 よくTVなどで過去の謎を解き明かすドキュメンタリー放送があるのだが、それの紙版というもの。 ここで取り上げられたのが「バイエル」という人であり、その名がついたピアノの教…

フジテレビって

このところついてない様に思う。 今日のE-1(男子)も、引き分けで優勝のところ、開始早々PKもらって先取点を取ったら、その後の日本は韓国に押し込まれてグタグタの負け。 この調子なら良い図で終了だろうと皮算用していたTVスタッフには悪夢の展開だったろ…

なでしこ負けたね

実力の差があったのでしょうね。 澤がいたので(あの)奇跡が起きたのか、それとも、何かしらやりようがあるのか? 今日の試合も、つきつまるところ、あの時の「なでしこ」残党が中心になってしまったように見えるね。 「W杯優勝の記録を残している女子サッ…

国民国家のリアリズム(三浦瑠麗・猪瀬直樹)

本書は角川新書2017年刊行のもの、最近、三浦瑠麗という人に興味を持ったので、珍しく、108円になるのを待たずに入手した。 同時に『「トランプ時代の」新世界秩序(潮新書)』もあったので読んで見る。 まだこの2作しか読んでいないのだが、猪瀬氏との対談…

今年のE-1は面白いね

なでしこも頑張っているし今年のE-1は面白いね。 (男子は)今日も辛勝だったけれども、前半で大島が怪我しなければどうなったのか興味がつきないね。 また、伊東がすばしっこくて良いね、乾と組み合わせたらどんなだろうな、なんて思ったけど、同じようなタ…

憲法の改正

たまたまTVを見ていると憲法改正についての議論があった。 憲法を改正して現状に合わせたものにするという改正意見と、改正が改悪になる可能性があるのでこのままにするべきだという非改正意見は、つきつめていくと同じ結論を目指しているように思う。 ちな…

E-1は良いね

今、E-1サッカー選手権を男女ともやっている。 今日は、日本と北朝鮮の闘い(男子)で、なんとか日本が勝てたのだけれども、試合に先立って、変な先入観から北朝鮮との一戦に偏見があったのだけれども、実際に、試合を見たら全然違って良い試合だった。 北朝…

朝鮮半島「核」外交(重村智計著)

本書は講談社現代新書2006年刊行のもの。 最近の北朝鮮への安倍首相の対応が人道的でないとして非難してきたが、本書を読むとまだまだ読みが甘いと思い知らされた。 外交と言うものはつくづく難しいものだ。 本書にも『「北朝鮮を追い詰めると暴発する」とい…

発達障害?

どうも私は発達障害だったようだ、以下の例は完全にあてはまるのだ。 いやー、もう還暦が見えてきたときに気づくと、感慨は「ない」ものだ。 だってねぇ「くだらない世間話」なんかになったら、あわせるの面倒だよね。 まぁ、だから独身で、今は親の介護して…

高校生の雪山登山は「原則禁止」

2017年3月、栃木県で登山訓練中の高校生ら8人が死亡した雪崩事故を受け、スポーツ庁は、高校生の雪山登山を、原則禁止するなどした事故防止策を初めて取りまとめた。 防止策では、高校生らの雪山登山を原則禁止としたうえで、例外的に実施する場合は、安全な…

「難死」の思想(小田実著)

本書は、岩波書店、同時代ライブラリー1991年刊行のものを読む。 いまさらな感じもするのだが、〈民主〉と〈愛国〉(小熊英二著)で「べ平連」について読んだときに、鶴見俊輔と小田実の本を読んで見たくなった。 本書の題名はチェックしてあったのだが、肝…

私の聖書物語(椎名麟三著)

本書は中公文庫BIBLIO2003年刊行のもの、その元は1957年中央公論社刊行のもので、大本は婦人公論に1年間連載されたもの。 本書を知ったのは、少し前に上げた「自伝の人間学(保阪正康著)」に『聖書を「バカヤロウの本」と思った椎名麟三』とあったのが気に…

それをお金で買いますか(マイケル・サンデル著)

本書は早川書房2012年刊行のもの。 本書は一時期日本でも注目された『これからの「正義」の話をしよう』の後に出た著作だ、私は、ほとんどの本を古書で読むので、本書のことは知らなかった、だから、どの程度売れたのかはよくわからない。 結論から言うと、…

権威と権力(なだいなだ著)

本書は岩波新書1974年初版のもの、私は1987年の第18刷を読む。 この本は読みやすい。 でも今の若い人が読めば時代背景が古いので違和感は覚えると思う。 でも、現在にも関連している話題でもあるのだ。 現在は、表面上の世代間格差や(ある意味)世代間闘争…

私とは何か(平野啓一郎著)

本書は講談社現代新書2012年初版のもの。 さっき買ってきてもう読んだ、遅読の私にしては珍しいのだが、題材に相当共感したのだろう。 そんなわけで、ちょっと頭がくらくらする、オーバーワークだ歳はとりたくないものだ。 内容は、個人という考えで人間(自…

自伝の人間学(保阪正康著)

本書は昭和63年に新潮社より「自伝の書き方」として刊行されたものを、新たに表記の題名に改題し、平成19年に新潮文庫版として刊行されたものです。 自伝は、よほど客観的に自分を見つめることができる人でなければ、その著書に自分の予期せぬ本性を現してし…

団塊の世代(堺屋太一著)

本書は文春文庫版1980年刊行のもの、私は1989年第12刷版で読む。 団塊の世代を一つの象徴とする、高齢化の社会保証問題が気になっていたので、その原点である本著作を読んで見た。 実際には1976年当時に未来の状況を予想する形で小説化したもので違和感をお…

批評の精神(古在由重著)を再び読んでしまう。

これは読んでいないだろうと思ったら偶然積んであるのを見つけて愕然とする。 しかも、ブログにも上げてあった。 https://blogs.yahoo.co.jp/walker_atlas/folder/228367.html?m=lc&sv=%B8%C5%BA%DF&sk=1 ブログの内容は、相当困ったのだろう、知ったかぶり…

日米首脳会談、評価する?

Y!には意識調査があり表題のような問いが出ていた。 結果を見ると、「大いに評価する」「ある程度評価する」で55%であった。 なるほど、安倍さんの支持率も上がっているわけだ。 しかし、この問いにひねりを加えて、「一連のトランプ氏のアジア各国との対談…

本当に最近の日本語はねぇ

子どもに教えたくない罵詈雑言も流行語大賞候補一角 年末の風物詩、「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が9日、発表された。1度聞いたら耳から離れない、豊田真由子元衆院議員(43)の「ちーがーうーだーろー!…

最後の「日本人」(阿部善雄著)

本書は岩波書店1983年刊行のもの、その後、岩波現代文庫版で復刊されたようだがamazonで見ると絶版状況のようだ。 朝河貫一の生涯をつづった物、古本屋でこのこの名前を見たときに「日本の禍機」が頭をよぎったので確認すると記憶に間違いはなかった。 記憶…

貧困について

原田朱美さんという朝日新聞東京社会部の記者がいます。 以下のような題名で(いわゆる)相対的な貧困について、絶対的な貧困ではないのだが生活が以下に苦しいのかを喚起しようとしています。 読んだ方もいらっしゃるでしょう。 ・月17万円でも苦しい…「理…

過剰介護・入居者囲い込みに批判も

以下の記事ですが、私の見解と異なるので上げてみました。 (1)「毎月10万円を支払えるサ高住の入居者を例に挙げる。家賃は9万円、介護サービスの自己負担が1万円で、計10万円。これとは別に保険財政から事業所に9万円が支払われている。」 とありまして、 (2…