110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

高校生の雪山登山は「原則禁止」

2017年3月、栃木県で登山訓練中の高校生ら8人が死亡した雪崩事故を受け、スポーツ庁は、高校生の雪山登山を、原則禁止するなどした事故防止策を初めて取りまとめた。
防止策では、高校生らの雪山登山を原則禁止としたうえで、例外的に実施する場合は、安全な場所での基礎的な内容にとどめ、ベテランの指導者の下、複数の指導者が引率するほか、各都道府県の教育委員会が、事前に登山計画を審査することなどを条件としている。
スポーツ庁は毎年、高校生らの雪山登山を、原則禁止とする通知を出しているが、全国の高校などにある登山部や同好会のうち、およそ4割が雪山登山を実施しているという。

 最近、自分が歳をとったなぁと痛感している。
 まだ事故防止策のとりまとめ段階なので最終的にどうなるのかは不明だがこの内容を見て判断(思考)停止した。

 上記の文言の中で、実践的な指導が行える人が引率や審査することが重要だと思うのだ。
 だから、そういうことの出来ない人(スタッフ)は口出ししないことだ。
 すなわち、
 「ベテランの指導者」・・・でも、体力が衰えていたり、単に年限だけが長い人ではだめ。
 「複数の引率者」・・・でも、烏合の衆では事故を防げない。
 「事前に登山計画を審査」・・・と言っても、当日の状況まではわからないだろうし、そもそも、的確な審査の出来る人材はいるのかね?(まさか、増員するのではなかろうな)

 いやな文言だが、冬山登山を学校のオフィシャルとして行くなら「障害・生命保険」を掛けることを必須にすることだな。
 それだけで、様相(緊張感)ががらりと変化するのではないか?
 そういうリスクがあるなら「行かせない」という親が出てくるだろうしね。

 雪山登山は、自分の実力では手が出せなかったけれども、登山自体はは良いよね、低山には以前良く登っていた。
 でもね、雪山でなくても、山を舐めて掛かれば生死あやうくなるんだよね。