110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

私たちはいかに「蟹工船」を読んだか

本書は白樺文学館多喜二ライブラリー2008年発行のもの、「蟹工船」読者エッセーコンテストの入選作を集めたもの、ちとおもしろそうなので読んでみる。 さすがに長編のエッセーは難しいのか、論理が破綻しているものが多い、プロレタリア革命を起こせばいいの…

鏡の中の物理学(朝永振一郎著)

本書は講談社学術文庫版で読む。 たまたま、本の海をかき分けていたら出てきた、小冊なので気軽に読む。 (小冊なので他の本に押し潰されて折れ曲がったりする危険性もある・・・どういう部屋だ?) 素粒子の世界での対称性についての解説した表題作の他に、…

Macが復活

先日、Macを起動しようと思ったら電源ケーブルのランプが点灯していないのに気づいた。 充電できないと先々困るのでACアダプターを修理に出したところ、本日返却されてきた・ 久しぶりにMacを使う、やはり画面が大きくて奇麗だわ。

柳橋物語・むかしも今も(山本周五郎著)

本書は新潮文庫版で読む。 本を読んでいて泣くことは今までなかったのだが本書では泣いてしまった。 そして、創作に入った著者は人間嫌いでそんなに実際の人間に降れているわけではないのに、何故このような作品が書けるのだろうか。 それは、修行時代の蓄積…

グヤトーンが消える!!

楽器業界は、意外と狭くて市場規模も小さい、その中で日本のメーカーもずいぶん健闘しているのだが・・・ 「Guyatone」の東京サウンドが営業停止 帝国データバンク 2013/2/7 14:53 東京サウンド(株)(TDB企業コード:980647747、資本金4000万円、東京都杉…

山本周五郎(新潮日本文学アルバム)

本書は表題のとおり「新潮日本文学アルバム」の18巻目。 最近、好みの山本周五郎にまつわる写真を集めて一冊としたもの、佳作。 私の知らない日本がそこにはあり、多分、その時、その場所で暮らしていた人々は、今とは比べ物にならない程、金銭的・物質的に…

ボクには世界がこう見えていた(小林和彦著)

本書は新潮文庫版で読む。 統合失調症である著者が自らの体験を綴るという異色の本である。 そういう精神医学関係の出版社から刊行されるのではなく新潮文庫の一冊として手に入るということが稀有な例なのではないかと思う。 本書を読むと著者の知性や文才が…

2000冊を越える

ブログは私的なことを書くものだが、意外と恥ずかしく思う事柄もある、本件がそれだ。 まぁ、備忘録のつもりで書くことにしよう。 Excelで読了した本を記録しているのだが、これが通算2000冊を越えた。 記録開始日時は実は分からない、ただし、145冊目が2007…