110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

鏡の中の物理学(朝永振一郎著)

 本書は講談社学術文庫版で読む。

 たまたま、本の海をかき分けていたら出てきた、小冊なので気軽に読む。
 (小冊なので他の本に押し潰されて折れ曲がったりする危険性もある・・・どういう部屋だ?)

 素粒子の世界での対称性についての解説した表題作の他に、「素粒子は粒子であるか」と「光子の裁判」というような、光の粒子性と波動性について触れたの軽妙な作品に少しだけ時間を忘れる。

 ちなみに、朝永氏の著した「量子力学」の一冊目もあるのだが非理系の私には何かが取り憑かない限り読めないだろうと思う。