110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

やっと終わった

昨日、累積歩数が4,666,700歩を超えました。 この歩数は、私の歩幅約75cmで計算すると3万5000kmとなります。 そして、この距離が本来の伊能忠敬が歩いた距離なのでした。 井上ひさし氏の4000万歩の根拠は伊能忠敬が1歩あたり半間(90cm)で歩測したことをも…

こんなマンガを見つけた。

たまたまコンビニで見つけたのが「ふでかげ(原作:川原正敏、漫画:飛永宏之、講談社)」で、現行3冊をいっきに読む(漫画だし)。 主人公の少年が、高校のサッカー部の指導法が肌に合わないので見切りをつけ、クラブチームで天皇杯の決勝戦が行われる国立…

犬たちの隠された生活(エリザベス・M・トーマス著)

本書は、草思社1995年刊行の物、帯に「人類学者が犬の生活や謎の秘密を鮮やかに解き明かした犬の本の傑作!ローレンツの『人イヌにあう』以来の好著と評判の本。全米で大ベストセラー」とある、そういう本だろう。 ここでは、いわゆるペットとしてではない犬…

いじめについて

小学生のころいじめられた経験から、ひとつだけ思うところがある。 それは、一般的にいじめをしている側は、「いじめている」という意識が無いということだ。 そういうことかというと、そもそも「いじめ」という言葉自体にその人自体を「悪い人」と定義する…

韃靼疾風録(司馬遼太郎著)

本書は1987年中央公論社刊行の物、私は、中公文庫版で読む。 文庫版でも上下巻で1000ページを超えるので、読むのに時間がかかるのだが、内容はとても面白いので、飽きることは無い。 桂庄助なる人物が奇縁から女真国へ行き、そこで明の崩壊と清の勃興に立ち…

良寛(水上勉著)

本書は中公文庫(昭和61年版)で読む。 自分の行く末が気になると、こういう人を題材にした本を読みたくなるのだろうか? 本書は良書であると思う、良寛という人をどう捉えるのか、著者の考えに乗るもよし、本書にある豊富な資料から自分で考えるのでも良い…