2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧
本書は中公新書版で読む。 多数の知識人に中公新書のお勧めのものをアンケートした結果を見たことがある、その中で本書を選んだ人が多かったのだ。しかしながら、この著者と題名から察するに「難しい本ではないのか」という予測が浮かび、そんな難しそうな本…
本書は講談社刊行のもの。 高峰秀子の著作に、川口松太郎賛のものがある。 その私生活について知れば、破天荒であまりほめられたものではないという人もいるかもしれないが、そういうものも含めて作品を作り出すという、その行為は、只者ではない。 自転車の…
以前読んだ本に、バスの優先席について、日本人とアメリカ人とどちらが正しく利用するか実験した結果が出ていた、この時は、アメリカ人の方が正しい利用をしたとある。 私見では、比較的軽微な「法律」について日本人は総じて無頓着な傾向にあるのではないか…
本書は、近代文学館の特選名著復刻全集の中の一冊で読む。 この著者の作品は様々に取り上げられているので、読むことに事欠くということは無かろうが、この全集だと雰囲気を感じながら読めるので少し良い。 さて、本作品は短編集になるのだが、この表題の「…
本書は近代文学館編の精選名著復刻全集のうちの一冊で読む。 このシリーズは原作の出版当時の状況を忠実に再現するというこだわりの全集で、まぁ、読書の秋(そのうち死語になる)の、読書趣向としては面白いかなという感覚で読んでみた。 本書は、既に古典…
本書は、1973年岩崎書店刊行のもの、私はちくま学術文庫版(2006年初版)で読む。 本書の文庫本化については、文庫版あとがきをお読みいただいてそのなれそめを知っていただこう。 そして、何故、本書のカバーの背表紙が青灰色なのか?・・・これは、私は推測し…
もとより、歩道上では歩行者は優先権を持っているはずなのに、歩行者がわざわざ自転車を避けていたりする。 また、歩行者の目の前から、自転車が接近する時に、歩行者の後ろから追い抜こうとする自転車が気になって、あらぬことか、歩行者の目の前に停止して…
本書は岩波文庫版で読む。 本作品を知ったのは「物語批判序説(蓮實 重彦著)」で「紋切型辞典」について論旨を展開していたからだ。 その蓮實氏の著作の内容については、お恥ずかしい話だが、忘れてしまったのだが、フロベールの作品名だけは脳みそのどこか…
コンピュータが今よりも高価ではあったが、より身近に感じられた時代があったように思うのだ。 C言語およびUNIXの父、デニス・リッチー死去 ― 享年70歳 TechCrunch Japan 10月14日(金)2時37分配信 UNIXの父であり周囲の尊敬を集めたコンピュータサイエンティ…
断章72はかなり長いの文章だが「人間の不釣合」という冒頭の書き出しが全てを物語るのであろう。 そして、本断章の要約は次の「自然的な認識がわれわれを導いていくところはここまでである。もしそれが真でないならば、人間のうちに真理は存在しない。また、…
本書は、昭和59年日刊工業新聞社刊行のもの。 本書は仕事に関係ありで、生産管理システムの導入などをやっているからその手合いというわけ。 だから、仕事が少ないんだって・・・・まぁ、私は昭和の人間ですから。 今更、昭和59年の著作などという先入観もあるの…
この前の風呂の改修を期に、すこし、家の中を整理してみようかと画策している。 まずは、我が家の古着だ。 当然、どこかにくれてやれば良いと思い調べると、そういう寄付行為は有料で、さらに余り喜ばれないという結論になった、ちなみに(わが国での)ベス…
我が家の風呂を改修した、母親の足が弱ったので段差を無くするという目的だ。 その前の風呂というのが、かれこれ四半世紀も前に作ったものでがっしりしていた。 しかし、色合いは少し好みの分かれるところだったが・・・・ さて、本日改修が終わり(いくつか、後…
本書は、昭和八年第一書房から「現代人の仏教概論」として刊行されたものが、表記のように改題され講談社学術文庫版として刊行されたもの。 だから、本書の中に「戦後」という言葉が出てきて、「おや」と違和感を感じた。 それは、第一次世界大戦後を表し、…
「前アップルCEO、スティーブ・ジョブズ氏死去」 経営書など読むと「企業は人なり」と記されていたりする。 これは、その人が善い人であることを指しているわけではない、その典型ともいえるのが、ジョブス氏と言えるのではないか? 今回の死因は、私の方…
こんな記事が出ている「国の地方合同庁舎、新設再開 凍結から一転、8カ所計画」、一見、無駄使いの様にも見えるが、穿った解釈をすれば、こういう方法を使わないと、経済が維持できないという判断を官側の誰かがしたとも言える。 すなわち、民間の活力を向…
本書は、岩波文庫版、魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝の四編が一冊となったもの。 まず本書の全体解説があり、訳注があり、現代語訳があり、参考原文まで付いている。 私は、現代語訳を読んで「ふむふむ」という程度の読解力だ。 しかし、何…