110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2007年12月の累計

今月までの累計歩数は、10,878,984歩で、4,000万歩に対して、27.2%の進捗になります。 前半までは、70万歩のペースでしたが、後半、風邪(インフルエンザ?)でダウンしまして、なんとか60万歩という感じでした。 何回も、寒い時期に、長く歩くことの難しさ…

【番外】『たま』という船に乗っていた(石川浩司著)

昨日、平成元年に放送された「イカ天」の特集番組(懐古番組?)をやっていたのを、懐かしく見ていました、もう、20年になろうとしているわけですね。 そういえば「たま」というバンドがあって、大流行しました。 今は、どうなっているのだろうと思って調べ…

12月に読んだ本

今までは、ブログに紹介できなかった、特に思想系の本をまとめて紹介していたのですが、今月は、個人的にひとつの目標を持って読書をしていたので、ここに、今月の読書を全て掲載します。 (1)うるさい日本の私 中島義道著 新潮文庫 (2)簡素な生活 シャルル・…

バルトーク晩年の悲劇(アガサ・ファセット著)

亡命の現代史というシリーズの第6巻目が本書、みすず書房1973年に刊行されている。 本書には、著者が直接バルトークから会話したり聞いたりした「言葉」が、あちらこちらで発見できる。 大変失礼だが、本書全体の構成や文書は余り好きになれないが、その中で…

混沌からの表現(山崎正和著)

本書は1977年PHP研究所刊行のもの、現在ではちくま学芸文庫判で読むことが出来る。 この本については、この著者の「社交する人間」というを大三元さんのブログで知って興味を持っていたので、同じ作者の本書がたまたま(なんと)古本で見付かったので「予習…

2007年12月22日の歩き

先週歩いて行った国立の古本屋に気になる一冊がある、歩きはじめは、どこに行こうか迷っていたが、歩くとともにそのイメージが固まった。 だから、本日は、また国立駅へ行って、帰ってきた。 歩数は、ほぼ7万歩であった。 人を7万歩も歩かせる動機になった本…

精神の生態学(G.ベイトソン著)

何をいまさらという方もいらっしゃるでしょう。 でも、私が本書を読み終えたのはつい先ほどなのです。 ベイトソンについては、「ダブルバインド理論」について、いろいろな思想・哲学の本にとりあげられているので知っていた、本書も、そういう観点から手に…

江戸人の生と死(立川昭二著)

本書は1989年筑摩書房刊行のもの、現在はちくま学芸文庫で読める。 既にお気づきの人も多いのだろうが、明治、大正、昭和の初期は、日本という国のある意味特殊な時代で、意外と江戸時代と現代に共通する部分が見えてきたりすることがある。 更に、さかのぼ…

ハイデルベルク(生松敬三著)

本書は1980年TBSブリタニカより刊行されたものが、講談社学術文庫に収録されたものを読んだ。 ハイデルベルクに興味があったというより生松敬三氏に興味があったという方が正直なところだ。 本書は、ドイツのハイデルベルクという都市に関する精神史を描いた…

テスト氏・未完の物語(ヴァレリー著)

テスト氏という、ある(特殊な)人物に関する著作数題を集めた「テスト氏」と、いくつかの著作のための題材を集めた「未完の著作」の2編を集めたもの、現代思潮社の古典文庫版を読む。 結論から言うと、楽しく読書ができた。 このテスト氏という人物は、私見…

2007年12月15日の歩き

今回の歩きも「拝島駅」へ行きましたが、いつもとは少し違うルートでした。 まず、自宅から「中野駅」へ出て、その後は、JR中央線、と青梅線の線路沿いを歩いて、拝島駅まで行きました。 実はちょっと疲れていたので、ゆるゆると歩きました。 そして、今回は…

うるさい日本の私(中島義道著)

中島氏は哲学者であり、この中でも何冊か取り上げたと思う。 本書は、そういうものとは少し毛色が違う、元は1996年に洋泉社から刊行されたものが新潮社文庫版になったものを読んだ。 帯の紹介文が本書の趣旨になる。 バス・電車・デパートからの駅の構内。物…

性家族の誕生(川村邦光著)

本書は1996年に講談社から刊行された物が、改題されてちくま学芸文庫にて文庫化されて出版されたもの。 明治から昭和の終戦までは、なにかと話題に欠かない、それは、新しく支配した者が新しい「神話」を創り、自分の地位を確保するためなのかもしれない。 …

宗教は国家を超えられるか(阿満利麿著)

本作品は、1994年に講談社から刊行された作品が、改題されてちくま学芸文庫で文庫版化されたもの。 明治時代から昭和の終戦までは、日本という国としては得意な時期にあたると思う。 それは、江戸時代までの歴史の流れが、ここで、折り曲げられているからだ…

2007年12月9日の歩き

本日のルートは、環七で「鹿浜橋」に行き、そこから「荒川」を北西に上がってみようというコースでした。 以前、この荒川沿いのコースを川越の方まで歩いて、恐い思いをしたことがあるので「どこまでいけるかな?」という感じで歩きました。 前回この荒川沿…

2007年12月2日の歩き

最近、歩きの方の更新が少なくなりました。 同じルートを歩くことが多くなり、ご紹介する事が、些細なことばかりになってきたからだと思います。 さて、今回も、羽村の堰が最終ゴールになりました。 ルートはすこし回り道をして、「新青梅街道」から、井荻の…

風土(和辻哲郎著)

ちなみに、哲学的なものの本の紹介は、あるときにまとめてするようにしたいと思います。 私の読む本は古書が多く、たぶん、時代感覚とズレがありそうだからです。 ただ、本書のように名著だと思われるものは適宜紹介していきたいと思います。 さて、 ある意…

ヴィトゲンシュタイン

yahoo動画に「ヴィトゲンシュタイン」という1993年の映画があります。 私は、彼については良く知りませんが、興味のある方はご覧ください。 全編を一通り見ました。 http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00344/v01589/ 言語についての話が出てきますが、丸山圭…

11月に読んだその他の本

11月に読んで紹介しなかった本を上げます。 (1)巨乳はうらやましいか?(スーザン・セリグソン著) 題名に魅かれて買いました、Hカップの著者が自身の体験を書いたものということで、おもしろおかしい本かと思いましたが、意外に、巨乳の女性は苦労している…