110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

青山ブックセンター破綻

電子媒体への移行なのか? それとも、文字文化の衰退なのか? なんとか残ってほしいところ。 ・・・でも最近、新刊はほとんど買っていないなぁ(絶句) 青山ブックセンター破綻…再建支援にブックオフ浮上 書店チェーンの青山ブックセンター(ABC)や流水書房…

2008年7月までの累計

2008年7月までの累計歩数は、15,116,919歩で、4000万歩に対して37.8%の進捗になります。 まだまだ道のりは遠いですね。 ただ、歩き続けられれば、いつかは達成できることでしょう。 今月から、夏の歩きになりました、天気予報などでも熱中症の対応のために、…

難しいことなのだろうな

私はあちこち歩き回るので、こんな事を考えるのだろうと思う。 実は、歩行者どうしでも、対自転車でもそうだが、道ですれ違うと言うことは案外難しい。 狭い道(歩道)などでもそうだが、広い道でも、相手が多人数だとその理不尽さが増大する。 本来、その場…

中世ヨーロッパの社会観(甚野尚志著)

本書は1992年、弘文堂より刊行のもの、現在は講談社学術文庫版で読める。 中世ヨーロッパの社会観ということで、本書では、キリスト教の影響下にあった時代の社会観、言葉は適切ではないが宗教観について、比喩的に挙げられたキーワード「蜜蜂・建築・人間・…

記憶(港千尋著)

本書は講談社選書メチエ1996年刊行。 記憶という題名から、茂木健一郎氏のような、医学的なものかと思っていたが、読み進むと少し観点が変わってくる。 人間の記憶は、コンピュータの様なものでは無く、「記憶」として創られる(想起する)ものと位置づけて…

ミニア・モラリア(テオドール・W・アドルノ著)

本書は法政大学出版局から刊行のものを読んだ。 重ね重ねだが、日本語はその特殊性からいわゆるマイナーな言語であるが、それを補うように、学識者が翻訳に励んでいる。 本書が、日本語で読めるという、ただそれだけで感謝の思いだ。 (ちなみに、前回がラ・…

素晴らしい・・・

Oさん。 nostradamus/ノストラダムス Judas Priest/ジューダス・プリースト http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/JudasPriest/ 39年目にしてコンセプトアルバムだそうですね。 時代に逆行する、その姿勢が素晴らしい。

ラ・ロシュフコー箴言集

本書は岩波文庫(ワイド)版を読む。 箴言というと、何か論理的というよりも、経験的なものから出てくるようで、哲学とか思想とかとは何か一線を引きたくなるところもあるが、まぁ、読んでみると面白い。 言葉がある意味、その内面を隠して、表面的なもの、…

妙正寺公園にカワセミが・・・

今日は、のんびりと妙正寺公園(東京都杉並区)まで、往復の散歩でしたが、何気なく聞き耳をたてていると「カワセミ・・・」という言葉が聞こえます。 「なんだなんだ」と、見に行くと、妙正寺池の木の枝にいたのです・・・・「カワセミ」。 あの長いくちばしが特徴…

江戸巷談藤岡屋ばなし(鈴木棠三著)

本書は1991年三一書房刊行、現在はちくま学術文庫で読める。 昨年、ちくま学術文庫の中にはさんであった、著名人のお勧めの本のなかで「藤岡屋・・・」は、確か2名の方がリストに挙げていた(実は、この中には、先日上げた「人殺しの研究」もあった)。 そうい…

ついに発生した事件

4か月のチワワ「怖い」とけり殺す、44歳男を逮捕 7月15日10時55分配信 読売新聞 散歩中の他人の愛犬をけり殺したとして、愛知県警は15日、名古屋市千種区清住町、会社員田中善行容疑者(44)を器物損壊の疑いで現行犯逮捕し、名古屋地検に送検したと…

なぜこの方程式は解けないのか?(マリオ・リヴィオ著)

本書は早川書房2007年版。 高次方程式の解が、代数的手法では解くことが出来ないことを証明したガロア、そこには、今日の科学にも影響を与える画期的な考え方である「群」というものを、歴史や、エピソードを踏まえて面白く読ませてくれる。 本書の中面白か…

大野晋さん死去

歳を取ると言うことは、(偉大な)先人の喪失に立ち会うことなのだなぁ・・・ 「日本語練習帳」の大野晋さん死去 7月14日11時55分配信 読売新聞 日本語の起源を探求した国語学者で、学習院大学名誉教授の大野晋(おおの・すすむ)さんが14日午前4時、心不全…

2008年7月12日の歩き

基本的なコースは、以前に歩いた以下のブログのコースのとおりです。 http://blogs.yahoo.co.jp/walker_atlas/25623556.html 最近、10万歩を超えて歩いていないな・・・と思って、今回は、何気なくはじめましたが、いや、まだ盛夏とは言えないにしても、暑いで…

2態

夏も間近になりましたね。 この時期は、生き物の活動も不活発なようです。 歩いていたら、のらりと飛んでくるものがいました。 カブトムシでした。 とある公園のベンチにねそべっていました。 近づいても興味は持ってくれませんでした。 お前は野生か?

不思議の国の論理学(ルイス・キャロル著)

本書は1977年朝日出版社から刊行、現在はちくま学術文庫で読めると思う? 本書は、ただただ、柳瀬尚紀という編集・翻訳担当担当者の努力に尽きると思う。 この人は、ルイスキャロルの著書の翻訳だけでなく、ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」の翻訳もし…

三ノ輪橋のトイレ

今日は、久しぶりに、都電荒川線の三ノ輪橋駅⇔自宅間を往復しました。 最近、歩数が伸び悩んでいるのと、新規ルートの発掘がないのと、以前より、歩くことを楽しんでいない自分に気づいています。 ・・・まぁ、何より暑くなってきたし。 でも、また、「しゃきっ…

言語的思考へ(竹田青嗣著)

本作は2001年、径書房刊行のもの。 刊行されたのは、ちょうど21世紀に入る時なので、20世紀の思想を振り返る形になっているのだろう。 ここでは副題として「脱構築と現象学」とあるように、一世を風靡した「脱構築」についての罪・・・様々な思想を、否定的に、…

光速エスパー

と言っても、何のことかわからない人は、若い人です。 今、Gyaoで最終回が再放送(配信)されていて、興味深げに見ていました。 面白いのは、その作品もそうなのですが、レビューも面白いのですよね。 大抵は、懐かしさが先行して評価が甘くなっているのです…

メルロ=ポンティ・コレクション(モーリス・メルロ=ポンティ著)

ちくま学芸文庫版。 身体論に興味を持ったのが、思想系の読書に深入りするきっかけでした。 そうすると、避けて通れないのが、メルロ=ポンティだと思います。 本書は、これから、氏の著作に取り組む入り口として考えています。 本書では、身体論、政治論、芸…

落書き・・・処分・・・評価

なるほど、落書きだけで随分考えられますね。 「集団責任を重んじる日本社会」・・・これが崩れてきている様な気もしますが。 <落書き>伊紙「あり得ない」 日本の厳罰処分に 7月1日22時12分配信 毎日新聞 【ローマ藤原章生】「教員、大聖堂に落書きで解任の危…

2008年6月までの累計

当月までの累積歩数は、14,497,413歩で、36.2%の達成率になります。 梅雨時で、しかも週末の天気が悪いと、歩数を稼ぐのが大変なのですが、とりあえず、今月も60万歩のラインを維持しています。 7月からは、夏(日差し、温度)との戦いが始まります。 夏とい…

野宿

本件は、私的な備忘録です。 随分前に、携帯テント持って野宿で歩く企画をしたことがあるのですが、季節が夏だったからなのか、寝付けないで、更に、雨が降ってきたりして、散々な目にあった事を思い出しました。 でも、魅力的ですね、歩行距離伸びそうだし・…