110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

光速エスパー

 と言っても、何のことかわからない人は、若い人です。
 今、Gyaoで最終回が再放送(配信)されていて、興味深げに見ていました。
 
 面白いのは、その作品もそうなのですが、レビューも面白いのですよね。
 大抵は、懐かしさが先行して評価が甘くなっているのですが、その中でも、当時のヒーローものに付き物の、最終回でヒーローがいなくなるという結末に対するコメントがありました。
 この前、あるテレビで、鉄腕アトムアメリカで放送されない最終回(アトムが太陽に飛び込んで死ぬ?)を、アメリカの人に見てもらうという企画があり、「ハッピーエンドでないのでアメリカでは受けない」という意見があったのですが、それと同様のコメントが、このレビューにもあったのです。
 これだけで、速断できないことは事実ですが、日本も、日本語を話すだけのアメリカ人(米化?)になってきたのだと思います(個人的には、宗教観が欠落しているので、更に歯止めが掛からない可能性があると思いますが)。

 40年という時間は、思っていたより大きい様です。
 そういう変化が、結論として、良いのか悪いのかは、更に数十年たって客観的に評価されることでしょう。