110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

9月30日の歩き

9月30日は「環八」のリベンジで「環七」を歩くことにしました。 さて、 「環七」を調べてみると、 起点:東京都大田区平和島6丁目 終点:東京都江戸川区臨海町4丁目 総延長:約52.5km とあります。 「52.5km」だから大丈夫と思っていたのですが、思わぬ勘違いを…

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷(塩野七生著)

不思議なことに「ローマ人の物語」から「マキアヴェッリ語録」そして「君主論」(これはをマキアヴェッリの著作)を経て「チェーザレ・ボルジア・・・」と丁度、塩野七生さんの著作を新しいものから古いものへと逆行しながら読んだことになる。 この著作は昭和4…

すべての道はローマに通ず[下](塩野七生著)

ローマ人の物語(文庫版)の28巻目(単行本では10巻目になる)。 このシリーズは、ローマ帝国のインフラについて記されており、この間では「上水道」「医療」「教育」について書かれている。 ローマ街道を進む速度を人類が越えるのは、19世紀半ばの鉄道の発…

すべての道はローマに通ず[上](塩野七生著)

「ローマ人の物語の文庫版」も27,28巻が出ました。 早速、27巻目を読みました。 本編では「インフラストラクチャー」に関して書かれています。 上巻では「(高速)道路」「橋」そしてその利用者、また「地図」「宿場」「郵便」などについて書かれています。 …

ウォークラリーでマジになる

歩く記録に歩数を併記するようになったのは、実は、健康保険組合の「ウォークラリー」に参加したからです。 当初は楽勝で1位だと思いましたが、週末に「ドン」と歩いても、平日にあまり歩数を稼がないと、日々「コツコツ」歩いている人たちに「木曜日」ぐら…

君主論(マキアヴェッリ著)

誰でも名前の聞いたことのある(と思う)名著です。 以前、「マキアヴェッリ語録」(塩野七生著)を読んだ後、オリジナルの方に興味が出てきたので読み始めました。 岩波文庫版を読んだのですが、昔の文庫本に、何故か「しおり」が2枚が入っているのを思い出…

「10,000歩」歩くとは

健康のために毎日「ウォーキング」している方も多いでしょう。 俗に「健康のために、一日『10,000歩』歩いてください」等と言われます。 私も、週末の「集中歩き」以外の日は、できればこの程度の歩きたいと思っていますが、これが意外と難物であります。 10…

人生の短さについて他二編(セネカ著)

岩波文庫編の著作には、他に「心の平静について」と「幸福な人生について」とが収められている。 セネカは、政治家として、ローマ皇帝「ネロ」の教育係としても活躍したが、最後は陰謀に巻き込まれ、「ネロ」により自殺させられたと言う経緯を持つ。 この時…

9月23日の歩き

9月23日は秩父札所22番から始まります。 今までは「西武秩父駅」でそこまでの歩数を数えていたのですが、今回はうっかりと少し歩き始めてしまいました。 そこで、今回は秩父鉄道「お花畑駅」から記録します。 「お花畑駅」7時14分、1,606歩 前回は「佐久良橋…

Lowdenのスペアを買う

自分の良く弾くギターは「Lowden」の「S-25(CUSTOM)」ですが、この製造元の「Lowden Guitar」(ローデンギター)は2003年の10月から社名を変えてしまい基本的に市場から消えました。 ただし、George Lowden(ジョージ・ローデン)氏は健在ですので、ギター…

アレクサンドロス大王東征記「上巻」(アッリアノス著)

塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んでいると、そこで取り扱われない事(人)に興味が行くことがあります。 ローマの歴史の中での大きな山は「カエサル」の登場ですが、その少し前の「ハンニバル」「スキピオ・アフリカーナ」(「ピュロス」もそうだった…

ロウソクの科学(ファラデー著)

言うまでも無い名著ですが、今まで読んでいなかった。 たまたま、150円(飲み物代)をもって散歩した時に、古本屋の100円コーナーにあった。 「水分を取るか」、「本を取るか」で悩んだが、逆に100円で楽しめるわけだから随分得した気分になると思って「本」…

フッサール起源への哲学(斎藤慶典著)

哲学に興味を持ってここ何冊かの本を読んできた。 その中で、フッサールの「現象学」の入門書があればと思い探したが、なかなか見つからなかったところ、古本屋で発見したのがこの本。 冒頭から、これはフッサールの「入門書」でも「哲学的評伝」でも「専門…

9月18日の歩き(環八を行く)

ちょっと前のことですが、ふと「環八が全線開通」ニュースを知りました(本年5月28日だそうです)。 子供の頃から「環八」はあったので、何十年間も開通しなかった路線だったわけです(土地収用の問題があったように聞きましたが)。 まぁ、それならと言うこ…

「Pat Metheny Group」(パットメセニーグループ)の「More Traveles」

「GyaO」については皆さんご存知でしょう。 その「GyaO」で、私にとっては面白い音楽ソースが公開されています。 それが、「Pat Metheny Group」(パットメセニーグループ)の「More Traveles」で1991年の作だそうです。 確か「Travels」というライブアルバ…

9月16日の歩き

9月16日の歩きを書きます。 先回の歩きは「万歩計一周」のために労力を使い果たしましたが、今回は、先々回の続きになります。 さて、(先々回は)秩父まで歩いて来て「秩父札所」巡りをやりはじめたらタイムアウトで終了でした。 (納経所は夕方17:00までで…

ギターについて

自分の「趣味」と言えるものにはいくつかありますが、そのうちの一つが「ギターを弾くこと」です。 ギターにもいろいろなスタイルがありますが、私の場合はフィンガーピッキング(指で弾く)というジャンルです。 更に、細かいことを言うと、クラシックのよ…

哲学入門(バートランド・ラッセル著)

20世紀の哲学の入門書としては最高傑作という著書を読みました。 実は、2回目(再読)です。 1回目では良く意味がわかりませんでした。 今回は、少しは進歩したようです。 昔は、1冊本を読むと本箱に入れていましたが、この数年は再読する本がでてきました。…

大人のための哲学授業(西研著)

竹田青嗣氏の著作に紹介されていたので興味を持ったのが西研さんです。 古本屋に入門書のような本書があったので読ませてもらいました。 まだ、哲学の原書を読めるレベルではないのでやさしい解説はありがたいです。 この中で、 「人は未来のために現在の欲…

レパントの海戦(塩野七生著)

「コンスタンティノーブルの陥落(1453年)」「ロードス島攻防記(1522年)」に続く3部作の最終巻。 著者は、この時期の「キリスト教」と「イスラム教」の戦いの中から、特筆されるものを小説化しています。 一連の作品を読んでいると、ある面では、現在のア…

行動することが生きることである(宇野千代著)

今までならばこの本は買わなかったと思う。 でも、書店で立ち読みして良いと思ったから「すっ」と購入して読んだ。 心境の変化だろうか? 全編を読むと「愛」「結婚」についての各章は私にとって読むのがきつかった。 ただ、 「私はいつでも、平常心をもって…

9月9日の歩き(特別編)後編

さて、最後です。 「横浜駅」を出た後は、距離調整も含めて「綱島街道」を回ろうかとも思いました。 しかし、本日の体調です。 少なくとも「状況がわかっている道」を歩くことにしました(すなわち、来た道を戻る)。 先ほど休んだ「子安台第二公園」に14時0…

9月9日の歩き(特別編)中編

9月9日の歩きの中編です。 今回でやっと歩きはじめます。 さて、「前編」で説明しましたが、非常に素朴な疑問に膨大なエネルギーを注ぐことになりました(馬鹿ですねぇ・・・人生それが面白いのですが)。 さて、次は「コース取り」です。 実際に記録を見るとわ…

9月9日の歩き(特別編)前編

前回は西武秩父駅まで到着し、第二番「光明寺」から続けるのが、今までのパターンでした。 でも、今回は違うのです。 敢えてつければ、「9月9日・・・"救急の日"記念歩き」です。 毎回記録している歩数は、オムロン製のHJ-113(画像)という機種を使って記録し…

ロードス島攻防記(塩野七生著)

「コンスタンティノーブルの陥落」に続く、塩野氏の著作による、キリスト教とイスラムの戦闘記。 当時、隆盛を誇るトルコが、海路における交通の要所である「ロードス島」、そして、そこを(最前線)拠点とする「聖ヨハネ騎士団」を力攻めする物語。 圧倒的…

哲学入門(竹田 青嗣著)

年をとってきて嗜好が変わってきた。以前は鼻にもかけなかった「哲学」に興味を持つようになった。また、「諸刃の剣」ではあるが、「宗教」(の思想)にも興味を持つようになった。 さて、今回読んだ本は古本屋で買った、以前は、わざわざお金を出して新しい…

過去の歩き3

今回でこのシリーズは完結です。 2006年6月17日?(18日かも知れない) ※下総神崎駅~国道365~県道404(利根川沿いサイクリングロード)~(そばや「とらや」)~国道365~県道?~飯沼観音(時間が遅かったので場所だけ確認)~観音駅(銚子電鉄) 実は、各…

過去の歩き2

過去の歩き1の続きです。今回は「茨城県編」です。 2006年5月15日 ※常陸大子駅~県道160~県道159~県道28~(八溝山登山口)~(八溝山)日輪寺(この往復) 坂東33観音霊場巡りでは一番の難所です。距離も長く、舗装されていますが八溝山の途中まで登らね…

過去の歩き1

以前、坂東33観音霊場を目標に歩いていた時の簡易記録です。 現在の記録のように詳細な物ではありません。 2006年4月15日 ※葛生駅(東武佐野線)~(葛生大橋)~県道200~県道202~(出流山)満願寺~(寺坂峠経由)~県道32~(大越路トンネル)~県道15~…

コンスタンティノーブルの陥落(塩野七生著)

先月、「ローマ人の物語」の文庫版を一気に読んでいましたが、 ある時、「ローマ人の物語はマンガの様に読めるぞ」とメールした回答に、 「ローマ帝国はいつ滅んだのか?」と聞かれ、 歴史に無知な(常識か?)私は「むにゃむにゃ」といい加減な回答をしたの…