110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

備忘録

一度介護の状況を体験すればその大変さはわかるはず。 ずいぶん安い給料だと思う。 例えば、老人ホームで例えば月額20万円するというと、被介護者は「高い」と言う。 それは、家族が動いていると表面上料金は発生しないからだ。 そこに、誤解のもとがある。 …

EVANGELION ORIGINAL(庵野秀明他)

本書は富士見書房刊行のもの。 このアニメは一世を風靡したものだが既に20年近くも前の話なのだ。 私はこのアニメを断片的にしかみていないし、その渦中にあったときには覚めていた。 ところが、最近古本で当時のものが安価に手に入ることに加え、庵野秀明や…

空想より科学へ(エンゲルス著)

本書は岩波文庫版で読む。 いまさら社会主義はないだろうと思われるかもしれないが、いまさら読んでみてどこに問題があったのかを考えるのもひとつの趣向であろう。 時間の経過とともに社会のシステムが良かれ悪しかれ変わる、それも紆余曲折を経てより良い…

ピアニストは指先で考える(青柳いづみこ著)

本書は中央公論新社2007年刊行のもの。 本書はエッセィの様な体裁ながらピアニストに必要な体の使い方について書かれている。 ピアニストである以上アスリートに匹敵するほどに、体の動きについて深く考えなければならない。 自分に、与えられた身体の状態(…

風の谷のナウシカ(宮崎駿著)

本書は、ANIMEGE COMICSワイド版で読む。 最終にして難解な第7巻ですら70刷を超えるのだから凄まじい本である。 この著者の言葉について対談集など何冊か読んだ、完全な理論派ではなく芸術的直感、意識と無意識がないまぜになったところからあの作品が生まれ…

BookOffの野方店もなくなった

今日は、久しぶりに野方、都立家政、中村橋と西武線沿線の古本屋を覗くつもりで歩いたのだが、まず、BookOffの野方店はすでになく(先日目白店が無いのに気づいたのだが)、「DORAMA」という古書店(高円寺の店が中核か?)の野方店は4/20までで閉店、中村橋…

野口体操入門(羽鳥操著)

本書は岩波アクティブ新書版。 本の中には「さっ」と読んで、おしまいという本もあれば、本書の様に「さ」っと読めるけれども実践するとなると10年単位くらいで考えなければいけないものもある。 私も本書を「さっ」と読んでしまったがこれに類することは経…

BookOffの目白店がない

久しぶりに目白駅の近くにある(と思っていた)BookOffへ行くとマツモトキヨシになっていた。 少し寂しく感じたが、数店舗のBookOffを歩きまわって思うのだが、活字本の棚は縮小傾向にある、そうするとマンガやDVD、ゲームなどに売上の重心は移っているだろ…

社会を変えるには(小熊英二著)

本書は講談社現代新書版、新書大賞2013の第一位だそうだ。 小熊英二という人は一目置かざるを得ない人材であり、未読のものも含めて今後読んでいきたい著者だ。 遅ればせながら本書のあとがきにて、2009年に意識不明になり入院したと知りその才能が失われた…