110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

6月に読んだその他の本

ここに上げなかった今月の読書記録(備忘録) \桔ヾ秣⊃鑛控講和 般若心経講和(ともに鎌田茂雄著) 仏教思想は興味があります、日本の哲学者「道元」については、いずれ追求したいなと思っています。 自殺直前日記(山田花子著) 狂気の世界は人間の限界的な…

精神としての身体(市川浩著)

本書の内容は、1968年ごろにはこの基本的な文献は発表されていた。 そして、本書の内容は、最近気になっていた、主観・客観問題にある回答を与えてくれた。 もう少し、早く本書に気づいていれば良かったのだが、逆に言えば、今だから読めるのかもしれない。 …

2007年6月の累計

昨年9月からの累計、6,596,250歩、4,000万歩に対して、16.5%となります。 今月は余りアクテティブではありませんでしたね。 言い訳ですが、後半、天気が不安定だったので、小まめに歩く事になったからです。 (やはり「いい訳」だな)

「粗にして野だが卑ではない」石田禮助の生涯(城山三郎著)

私的には、懐かしい本で「粗にして野だが卑ではない」の書名をずっと覚えていたが、誰の言葉だったかは忘れていた、それが、先日、書籍を整理していたときに出てきて、再読してみようと思った。 そして、もう一つの懐かしさは、城山三郎という経済小説の大家…

この人を見よ(ニーチェ著)

ヘーゲルの後にニーチェは出来すぎ?というわけではなく、単なる偶然で、これも本を整理していて出てきたもの、以前はどういう心境で読んでいたのだろうか? 「知覚の呪縛」という作品など、いわゆる狂気を持つ人の言葉や文章に触れる機会が最近出てきた、ニ…

ヘーゲルの精神現象学(金子武蔵著)

本書は長野県の「佐久哲学会」という小中学校の教師による哲学会に、国内のヘーゲルの「精神現象学」の訳出者として第一人者である著者が、ちょうど夏休みの時期(8月)に、本題に付いて講演を行った速記文章に手を加えて刊行されたもので、昭和28年、30年…

現代社会の理論(見田宗介著)

現代社会は消費を中心にスパイラル状に発展する社会だとして、その消費が、様々な格差や、限界問題(資源・環境問題)を引き起こす事を指摘している。 いつもながら、鮮やかな論理展開だ。 そして、このままでは、いわゆるマテリアル(資材)の欠乏を招くと…

読書について(ショウペンハウエル著)

読書は人の思考で考える事になる、だから多読はすることなく自分で思考するのだ。 という読書や思考についての小編を含むもの、しかし読んでいくと基本的には良い本(古典)を読むことを勧めている。 この矛盾は何なのか? それは、ごく普通に、読書の基本能…

音楽と生活(兼常清佐随筆集)

この本は先日、手持ちの本を整理していたら出てきた、読んでみるとやはり面白いので、再び読んでみた。 基本的には、音楽を中心に短歌や詩など芸術の分野に関する随筆が集められている。 一見、モダニズムにかぶれた、合理主義者の様な気がしたが、読み進め…

三ノ輪橋の駅にあった看板

三ノ輪橋の駅にあった看板です。 懐かしいものもあります、興味があれば見に行ってください。 attached(1,center) attached(2,center) attached(3,center)

王子駅の紫陽花を見に行く

JR王子駅の紫陽花は有名だと思います、何年か前にここを歩いた時には感動しました。 「そういえば、今年はどんなだろう」と思ったので行ってきました、ただ、王子駅へ行くだけならば面白くないので、都電荒川線の「三ノ輪橋」まで行って往復しました。 今日…

人間の権利(トマス・ペイン著)

本作は、少し前に読んだ「フランス革命についての省察(エドマンド・バーグ著)と対をなしている。 丁度、「・・・省察」を読み終えて、本作を読み始めた頃に「飲み」に行って、「最近フランス革命に興味があるんだよね・・・・」と言って、完璧に「座」をシラケさ…

知覚の呪縛(渡辺哲夫著)

最近は古本屋が公然と存在している、歩いていると「BookOff」のような店舗があり、気持ちに余裕があれば覗いてしまう。 昨日の歩きもそうで、そこで見つけたのが本書だ。 内容は、「精神分裂症」の患者との「対話(可能であるならばだが?)」を踏まえて、そ…

2007年6月16日の歩き

6月に入り気温も上がってきました、歩いてもすぐ汗をかいてしまい、なんとなく億劫な時期ですが、ここを乗り切ると、体が(一まわり)痩せますので、(歩いている人はこの時期)頑張りましょう。 ちなみに、先週は週末雨降りでしたので、記録に残すほどまと…

現象学とは何か(新田義弘著)

フッサールの後期思想を追いかけるという事で「現象学」を解説する著作。 カテゴリーとしては「入門編」なのだろうが、私にとってはいささか厳しい読書になった。 全体的な読み込みは不明瞭ながら、どんどん自己の内奥へと意識を追い込んでいく、フッサール…

社会学入門(見田宗介著)

見田宗介氏については「お気に入りブログ」の「読書のあしあと」で紹介してあり、それから興味を持った。 特に評判の高いと思われる「自我の起源」はなかなか入手できない著書であるが、そのうち、文庫化されるのではないかとひそかに期待している。 さて、…

真の独立への道(M.K.ガーンディー著)

ガーンディー氏の著作、非暴力・不服従主義を提唱した人として知られる。 内容は、当時のイギリスを資本主義の代表として、インドはそれとは独立の文化・文明に戻るのだという考え方が見える。 現在の観点で読むと、そんなに『不便な世の中』に戻れるのか?…

王城の護衛者(司馬遼太郎著)

ここのところ身の回りの整理をしている。 古いCDの整理もそうだが、昔読んだ本で今は「読まないだろう本」を処分するのだ、そんな折に転げ出てきたのが本書だ、少し読んでやめようと思ったが、停まらなかった。 小編が5編含まれており、それも丁度明治維新前…

CDとカフカ

数日前CDの整理をしているという事をちらりと書きましたが、CDの解説に「流刑地にて(フランツ・カフカ著)」がついてるのがあったので、短編なので読んでしまいました。 カフカは久しぶりに読みましたが、以前はその特異な文章を「面白く」読んでいましたが…

言葉にのって(ジャック・デリダ著)

これは、フランスのラジオ番組でのデリダとの対話を本にしたものなので、純粋に著作とは言えないかも知れない。 ただ、難解というデリダの著作の中で、これはとても楽しく読むことが出来る本で、「デリダ哲学の最良の入門書」という裏表紙の紹介文も頷ける。…

フランス革命についての省察(エドマンド・バーグ著)

フランス革命についての見解を求められたバーグ氏が、一転、その革命の火の粉が本国イギリスに飛び火する兆候を認たことにより、俄然、批判性を強めた本書を著す事になった。 革命により、それまでの歴史性を否定する事に対して、(ある意味)保守的な批判を…

「銀河鉄道の夜」探検ブック(畑山博著)

今、手持ちのCDを整理している。 CDは意外に場所をとってしまうので、置き場所を3分の1にできるという「CDソフトケース」なるものを利用している。 なるほど、これは便利だ、段ボール箱一杯のCDも余裕で収納できる、ただし、枚数が増えると出費もかさむのが…

フーコー入門(中山元著)

フーコーコレクションをすこしづつ読み進めているが、やはり全体像を把握したいので入門書を読む。 フーコーガイドブックもあり、これは読んだが、当時の自分の実力ではそこまで掴めなかった。 さて、本書を読むと、フーコーの考え方、視点がある程度見えて…

2007年6月2日の歩き

6月2日は天気が良かったです、ただ、多少暑くなってきました。 さて、本日は、ふらりとあちらこちら巡りました、ちょっと足の長い「散歩」のような感じです。 出発は、7時14分、少しのんびりと出ました。 それで、まず向かったのが「川越」です、このルート…