王城の護衛者(司馬遼太郎著)
ここのところ身の回りの整理をしている。
古いCDの整理もそうだが、昔読んだ本で今は「読まないだろう本」を処分するのだ、そんな折に転げ出てきたのが本書だ、少し読んでやめようと思ったが、停まらなかった。
小編が5編含まれており、それも丁度明治維新前後に「歴史上現れて消えた」人が対象のようだ、そして、それぞれが、歴史的に「特殊な状況下」になければ、注目される事もなく、ある意味幸せに暮らせたかもしれない人たちばかりだ。
既に、読まれた方も多いだろう本作についてはこれ以上語ることは無いが、人に視点を置いて考えると、自分の思った方向が、その時の歴史性により捻じ曲げられてしまう時期というものはあるのだという事。
本書を読みながら、島崎藤村「夜明け前」も、同様な視点だったなと思い出していた。
また、本作を初めて読んでいた時期とは、随分読み方が変わった事を実感した。
古いCDの整理もそうだが、昔読んだ本で今は「読まないだろう本」を処分するのだ、そんな折に転げ出てきたのが本書だ、少し読んでやめようと思ったが、停まらなかった。
小編が5編含まれており、それも丁度明治維新前後に「歴史上現れて消えた」人が対象のようだ、そして、それぞれが、歴史的に「特殊な状況下」になければ、注目される事もなく、ある意味幸せに暮らせたかもしれない人たちばかりだ。
既に、読まれた方も多いだろう本作についてはこれ以上語ることは無いが、人に視点を置いて考えると、自分の思った方向が、その時の歴史性により捻じ曲げられてしまう時期というものはあるのだという事。
本書を読みながら、島崎藤村「夜明け前」も、同様な視点だったなと思い出していた。
また、本作を初めて読んでいた時期とは、随分読み方が変わった事を実感した。