110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

真の独立への道(M.K.ガーンディー著)

 ガーンディー氏の著作、非暴力・不服従主義を提唱した人として知られる。
 内容は、当時のイギリスを資本主義の代表として、インドはそれとは独立の文化・文明に戻るのだという考え方が見える。
 現在の観点で読むと、そんなに『不便な世の中』に戻れるのか?という疑問が出てくる。
 例えば「医者」「弁護士」「機械」は不要だとすれば、病気になっても治すことが出来ない、今まで安かったものが効果になり手に入らない、そう「ブログ」なども維持できない、遠くへの旅行も出来ない・・・等、「不便この上ない」という事を考えてしまう。
 さて、この「不便この上ない」ことが何処に起因しているのかというと、いわゆる「既得権」に対してだという事を感じる。
 また、その(利便性の)しわ寄せは何処に行くのかという事に思いを寄せる事にもなる(世の中はある意味バランスが取れていると思っているので)。

 進歩とは如何なるものか?と、思いを巡らす事が必要かもしれない。