110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

東京下町古本屋三十年(青木正美著)

本書は青木書店昭和57年刊行のもの。 ちなみに、発行者である青木書店は、著者の主催する古書店「青木書店」の自家出版であり、あの青木書店ではない。 戦後から30年にわたる古本屋の経営について記された中に戦後の昭和という時代が偲ばれる。 戦後のまだ貧…

昔のギタリスト

昔々の話で、ラグタイムギターを始めた時にお世話になった巨匠の一人がLeo Wijnkamp Jr(発音はよくわかんない)で、彼ののアレンジによるジョプリンの「エンターテイナー」は素晴らしいのだがオリジナル聞いたことが無かったので、もしかしてYouTubeに画像…

橋の上の「殺意」(鎌田慧著)

本書は平凡社2009年刊行のもの、私は2013年初版の講談社文庫版で読む。 本書は2006年の畠山鈴香による二人の児童殺人事件の裁判を追いかけるルポルタージュ。 私は、ここで裁判の帰結よりも、畠山鈴香と言う人の精神状況が気になった。 精神鑑定をした医師は…

宮城谷昌光に惹かれる

最近、宮城谷昌光の中国ものの著作をよく読む。 歴史小説とも意外とに読みづらいものもある。 それは基本的な史料に忠実な立場を貫こうとする作者の意志なのだろうけれども、中国の歴史や当時の習俗に疎い私などには読んでいてつらい場合ことがある。 ところ…

子供のような大人?

本件はTVでたまたま見たのだけれども、25歳で社会人ならば逮捕された時にねばるべきだと思う。 子供ならばしかたないのかもしれないが! 競泳冨田選手、潔白主張も真意見えず=再捜査、処分撤回求めず 仁川アジア大会の閉幕から1カ月以上がたち、突然の弁明…