110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ニーベリンゲンの歌(相良守峯訳)

本書は岩波文庫版ファウストと並ぶドイツの2大文学とされる作品である。 もしかすると、これはドイツ語で読むべき本かもしれない。 イリアスと並ぶ叙事詩と呼ばれその片鱗は伺えるのだが、この話の流れはただただ悲惨な殺戮劇であり何一つ得るものはないよう…

トチ餅は東京産(濱谷悦次著)

本書は批評社2006年刊行のもの、リサイクル資料である。 読んでみると、文章自体はうまいとは思わないが、内容は面白い。 前半は霞が関の栃の木から採れるトチを無料でくれるので著者がそれをアク抜きして食するというもので試行錯誤の上なんとかものにする…