110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

コンスタンティノーブルの陥落(塩野七生著)

先月、「ローマ人の物語」の文庫版を一気に読んでいましたが、
ある時、「ローマ人の物語はマンガの様に読めるぞ」とメールした回答に、
ローマ帝国はいつ滅んだのか?」と聞かれ、
歴史に無知な(常識か?)私は「むにゃむにゃ」といい加減な回答をしたのでした。

いい加減な回答とはこんな回答です。
今、読んでいる23巻目で、紀元1世紀くらいだから、そんなに滅亡まで長くないんでないの・・・・
(そういうヨミ方するなよ・・・と自分で突っ込みますが)
それに対して親切に、「滅亡(1453年)・・・」と、教えていただいたわけです。
ですので、ローマ帝国滅亡には、多少興味ががあるわけです。

ちなみに、「ローマ人の物語」は、今日までに文庫本で26巻(単行本では9巻目に相当)刊行されていますが、今月末にはあと2冊刊行されて、単行本の10巻目相当まできます。
その先行している、単行本は今年中に完結で全15巻の予定ですから、
〆埜紊諒?かなりタイムスケールが早くなるのか?
⇔鮖望紊量破粥1453年)までは書かないのか?
最後はどうなんだろうと期待しています。

脱線しましたが、
ローマ帝国の滅亡については、実は、同じ著者の著作として既にあったわけでした。
内容を見ると、ローマ帝国の(まだ)華やかな頃とは違い、いわゆる「文明の老い」を感じます。
カエサルスキピオの様な的確な指導者も無いですし、ヴェネツィア(人)とジェノヴァ(人)のような様々な確執があり、戦闘に集中できていない様子が伺えます。
それでも、圧倒的に少人数の戦力で約50日間持ちこたえたのですからたいしたものだと思います。

コンスタンティノーブルの落城は、歴史上の大きな事件ですが、このときのマホメッド二世の戦い方が時代を変えたと言うことも興味深いところです。
織田信長の鉄砲の使い方のような。
そして、キリスト教と回教(イスラム)の戦い。