110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

Lowdenのスペアを買う

 自分の良く弾くギターは「Lowden」の「S-25(CUSTOM)」ですが、この製造元の「Lowden Guitar」(ローデンギター)は2003年の10月から社名を変えてしまい基本的に市場から消えました。
 ただし、George Lowden(ジョージ・ローデン)氏は健在ですので、ギタールシアー(製作家)としては残っています。ただし、個人での製作ですので、比較的手に入りやすいと思われる「10,12,25」あたりのグレード(サイド・バックやトップの材料で番号が振られている)は、手に入りにくくなっていると思います。更に、中古で手に入れるような私にとっては更に厳しいわけです。

 ちなみに、「25」はサイド・バックがローズウッドでトップがシダー、「10」はサイド・バックがマホガニーでトップがシダーです。更に、頭についている「S,F、O」などの記号でボディーのサイズを表していて、「S」はその中でも一番小ぶりなサイズです。(クラッシックギターのサイズに近い様に思います。また、「Martin」や「Gibson」などの小型は胴厚も薄いのですが、LowdenのSサイズはかなり厚くなっています。
 さて、そんなわけで、今のメインが壊れたらどうしようと思っていたので、昨年、スペアを買ってしまいました。Lowdenの「S-10」です。これが、一番最近に買ったギターでした。
 で、同じ種類のギターを2本も買うと、面白い比較が出来るものです。
 「S-25」の方はシリアル(製造番号)が4372で、新しい「S-10」(久しぶりにケースを開ける・・・おぉ、凄い木(マホガニー)の香りだ・・・)はシリアル12101でした。多少グレードが上だからか、それとも購入した時期によるのか(入手年はS-25は1996年、S-10は2005年)、S-25はサウンドホール内のラベルは手書きのサイン、S-10は「無常(?)」にも印刷されていました。

 実は、Lowdenは3本目で、以前は「0-10」を持っていました。これも凄い木の香りで・・・
(今は、手元に無いです。これを買った時は新品だったのに意外に安かったなぁ)

 まぁ、細かい仕様は良いのですが、一番の違いはケースなのです。

 S-25のケースは、まさに芸術品といえるケースで、この小さなS-25にぴったりなのです。
 下手すると、ソリッドのエレキギター並みの小ささではないでしょうか(厚さは無理ですが)。
 ところが、最近のモデルはケースが大きくなったのです。多分、もう少し大きな「F」と共用にして詰め物(充填財)であわせているような気がします。
 時代の流れでいろいろ変わるものです。

 ちなみに、手持ちのギターで最悪のケースなのが、「SantaCruz」の「Model-H」か「Ovation」の1997年のコレクターズシリーズのいずれかでしょう。私は、ボディサイズの小さいギターが好きなのですが、そうすると、人気のあるMartinのDサイズのような汎用的なサイズのケースは使えない様で、一回り大きいものを兼用させているようなんですよ。そうすると「重い」んですね。「SantaCruz」なんて「なんてこんなに重いケースにこんな軽いギターが入っているんだ」と思いましたね。

 さて、今後は少しずつ自分のギターを紹介していこうと思います。
 猫(Cat's Eye・・・ブランド名です)もたくさんいるしね。