110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

ついに発生した事件

4か月のチワワ「怖い」とけり殺す、44歳男を逮捕
7月15日10時55分配信 読売新聞

 散歩中の他人の愛犬をけり殺したとして、愛知県警は15日、名古屋市千種区清住町、会社員田中善行容疑者(44)を器物損壊の疑いで現行犯逮捕し、名古屋地検に送検したと発表した。
 発表によると、田中容疑者は今月13日午後4時45分ごろ、同区覚王山通の歩道で、男性会社員(40)が連れていた飼い犬を右足でけり、死亡させた疑い。犬は生後4か月の雄のチワワで、動物病院に運ばれたが、内臓破裂のため間もなく死亡が確認された。
 田中容疑者は右足で思い切りけった後、歩いて立ち去ろうとしたが、目撃していた男性会社員(47)に取り押さえられた。調べに対し、「犬が怖かった」などと話しているという。

最終更新:7月15日10時55分

 社会というものを人間が作った、そこには法律があり、社会という制度を維持するためのものだ。
 それは、本来人間のものだと思うのだが、今回の事件は、チワワ(モノ)を取るのか人間(の恐怖心)を取るのかが問われる事件だ(チワワが吼えたり、威嚇した場合はどうなのだろう)。
 (余りに拡大解釈だと言われる向きもあろうが)、本件器物損壊ならば、今でも、ペット(大半は犬)の散歩者と対峙すると、歩行者が避けている現状なのに、それに(間接的にも)根拠を与えてしまうのでないだろうか?
 人間の存在(実存と言った方が良いか)が随分脆くなっている様に思う。
 はっきり言うと、「ペットが接近する人間を避けるように、飼い主がしつけられないのならば、公道を散歩する資格はない」と思っている。

 私が狂っているのか、社会が狂っているのかは・・・・そう「多数決で決まる」