110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

本当に最近の日本語はねぇ

子どもに教えたくない罵詈雑言も流行語大賞候補一角
 年末の風物詩、「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が9日、発表された。1度聞いたら耳から離れない、豊田真由子衆院議員(43)の「ちーがーうーだーろー!」が候補の一角に入り、豊田氏をはじめ、言動で問題を起こした自民党の「魔の2回生」も登場。政治が混乱した1年を象徴するように、「忖度(そんたく)」を含めた政治のネガティブワードが目立った。年間大賞とトップ10は12月1日に発表される。(日刊スポーツ)

 上の記事なのだが、これを著した記者がどのような感じ方で記したのかは当然不明だが、『「忖度(そんたく)」を含めた政治のネガティブワードが目立った』ってさぁ、忖度という言葉の意味は悪く(ネガティブで)ないと思うよ、しかも、政治用語でもないしね。
 多分、政治家が利用してネガティブなイメージを与えた言葉(ワード)ということなんだろうが、私からすると、物書きにしてはしては「浅慮」だね。

 でも、こんなことを書くと「そんな(説教じみた)ことどうでもいいんじゃない」という年代も育ってきているようだから、別の見方を書くと、その言葉に絡む出来事がおきることで、その言葉の本来もっていた印象が変わって、元の意味の正反対の意味に変わったりすることがあるのだいうことだろうね。
 もしかして今後「忖度」という言葉が、悪い印象の意味合いを持つようになったら、安倍総理にまつわる今回の事件のおかげということなんだろうね。

 もとの言葉の意味が変わって、悪い印象になった言葉は、結構多いと思ったのだけれども、ぱっと思いつくのは「貴様」くらいかな、字面だけならどう見ても丁寧なんだけれども、語感からうける印象なのかな?
 あと、私としては最近頻発される「ヤバイ」はどうもいただけない。
 あれは、失礼ながら、ヤクザさんの言葉だったよね。
 本当はヤバイ言葉なんだけれども、たとえば「おいしい」に変わる良い印象の言葉になってしまったね。

 その時代とそれに付きまとうと言葉と言うやつはなかなか難しいところがあるようですね。