生きるということ(エーリッヒ・フロム著)
実は、本書を読んだのは2回目で、たまたま出てきた本書を読み始めたら止まらなくなった。
たぶん、最初に読んだときはあまり良い読後感ではなかったと思うが、今回は、随分しんみりと読み進めた。
たぶん、最初に読んだときはあまり良い読後感ではなかったと思うが、今回は、随分しんみりと読み進めた。
本書の主題は「持つこと」「あること」の比較対比ということ。
その危機的な意味について、30年以上も前に本書で警鐘をならしているにも関わらず、未だ解決の方向性は見えてこない。
このあたりは、既に読まれた方も多いと思うので省略して、
面白いのは、次の引用の部分、これは、鈴木大拙氏の「禅に関する講義」で言及したことと、本書に記してある。
その危機的な意味について、30年以上も前に本書で警鐘をならしているにも関わらず、未だ解決の方向性は見えてこない。
このあたりは、既に読まれた方も多いと思うので省略して、
面白いのは、次の引用の部分、これは、鈴木大拙氏の「禅に関する講義」で言及したことと、本書に記してある。
イギリスの詩人テニソンの詩
ひび割れた壁に咲く花よ
私はお前を割れ目から摘み取る
私はお前をこのように 根ごと手に取る
小さな花よ もしも私に理解できたら
お前が何であるのか、根ばかりでなく、お前の全てを
その時私は神が何か、人間は何かを知るだろう
私はお前を割れ目から摘み取る
私はお前をこのように 根ごと手に取る
小さな花よ もしも私に理解できたら
お前が何であるのか、根ばかりでなく、お前の全てを
その時私は神が何か、人間は何かを知るだろう