記号人間(佐藤信夫著)
本書でも記号としての言葉とその示す意味の差異について面白く解説してくれます。
佐藤氏の本を読んでから、遅ればせながら、小説、詩などの文学作品について興味を持てるようになりました。
本書でもいろいろなポイントはありますが、こんなことが気になりました。
佐藤氏の本を読んでから、遅ればせながら、小説、詩などの文学作品について興味を持てるようになりました。
本書でもいろいろなポイントはありますが、こんなことが気になりました。
本書の中に、ワインなどの入ったボトルのイラストがありました。
このイラスト自体は、基本的に恣意的なものではありません。
しかし、ここにこういう説明文を付け加えるとどうでしょう。
「もう、半分しかありません」
「まだ、半分もあります」
という説明なのですが、実は衝撃を受けたのは、画像の持つ意味に、どのような説明文を付け加えても意味が歪曲されることに気づいたのです。
このイラスト自体は、基本的に恣意的なものではありません。
しかし、ここにこういう説明文を付け加えるとどうでしょう。
「もう、半分しかありません」
「まだ、半分もあります」
という説明なのですが、実は衝撃を受けたのは、画像の持つ意味に、どのような説明文を付け加えても意味が歪曲されることに気づいたのです。
なるほど、そういうことか・・・・!!