2009-08-26 カルメン(メリメ著) 読書 #読書 本書は岩波文庫版で読む。 カルメンを追いかけて悪の道に入るホセ、そして、最後には自分の手で決着をつける。 ビゼーの組曲「カルメン」は知っていたが、その話自体を知らなかったので読んでみた。 小編なので、壮大なイメージは無いが、程よくまとまった佳作だと思う。 なにしろ、ホセは自分で自分の人生を解決するのだ、そこには、何も新規な手段(コト)はない、本書は悲劇なのだが、そこに妙に感動を覚えてしまう。 道具立てだけが壮大な話(小説)には嫌悪感を覚えるのだ。