110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2009-08-06から1日間の記事一覧

智恵子抄(高村光太郎著)

本書は新潮文庫版で読む。 先ほど上げた「狂気と家族」その前の「死にゆく妻との旅路」を読んだ後の、本書は、普通の心境ではない。 智恵子は、自分から狂気に陥ったのか? それとも、例えば光太郎との関係でなのか? それとも、何かの病的要因なのか? そし…

狂気と家族(R.D.レイン・A.エスターソン著)

本書は1972年初版のみすず書房刊行のもの。 精神分裂病(現在は統合失調症)と診察された、患者とその家族の了解を受けて、行われたインタビューを抜粋して、11例を掲載したもの。 専門的・論理的な記述は無く、実際に話された言葉が記載されてあり、専門家…