110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

こういう事件でも冷静になること

 こういう事件の裁判には刑事と民事がある。
 被害者側は量刑を不服として控訴するとのことだが、もともとの求刑が5年なので、5年になれば満足と言うことなのだろうか?
 本当の問題は民事であり今回の事故による民事上の損害賠償で本当の評価がなされるのではないか?
 結構、気になるのだが、新聞記者はそれなりに調べて記事を書いているのいるのだろうか?
 事件の結果をそのまま記述するのでは少しさびしいと思わないのかな?
ポケモンGO>婚約者目前のひき逃げ死 運転手に実刑判決
毎日新聞 2/27(月) 20:21配信
 ◇運転中にゲームで事故 福島地裁が懲役3年6月言い渡す
 スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」をしながら車で男性を死亡させて逃げたなどとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた解体工、山内隼人(はやと)被告(38)に対し、福島地裁は27日、懲役3年6月(求刑・懲役5年)の実刑判決を言い渡した。
 死亡したのは福島県相馬市成田の会社員、清水佑介さん(当時33歳)。婚約者の女性(当時22歳)が迎えに来た車の脇に立っていた。
 宮田祥次裁判官は「ポケモンGOに気を取られていたのは明らかで、注意義務違反の程度は著しい」と指摘。「婚約者との幸せな結婚に向けて愛を育んでいる中、何の別れの言葉を告げることもできないまま、いきなり命を絶たれた被害男性の無念は察するにあまりある」とも述べた。
 判決などによると、山内被告は2016年11月20日夜、相馬市中村の県道でポケモンGOをしながらライトバンを運転中、路肩に停車中の軽乗用車に追突。さらに清水さんをはねて約45メートル引きずり死亡させた。軽乗用車に乗っていた女性にも軽いけがをさせた。
 判決が言い渡されると、傍聴していた清水さんの母親(56)と婚約者の女性はうなだれ、顔をハンカチで押さえておえつを漏らした。母親は「刑があまりにも軽すぎる。人の命をなんだと思っているの」と声を上げた。
 閉廷後、報道陣の取材に応じた婚約者の女性は「3年半で彼が生き返って戻ってくるわけではない。10年だって納得できない」と下唇をかんだ。2人は、判決を不服として控訴するよう、検察官に求めたという。【宮崎稔樹】