110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

応用力

<学力テスト>小中、応用力なお課題 正答率、基礎と大差
7/31(火) 22:04配信 毎日新聞
 文部科学省が31日に公表した全国学力・学習状況調査(学力テスト)の結果は例年同様、基礎的な知識を問うA問題と応用力をみるB問題で平均正答率に大きな差が出た。今年度から小中学校で先行実施されている新学習指導要領には、B問題に反映される「思考力・判断力・表現力」の育成が盛り込まれ、2020年度の大学入試改革でも同じ要素を重視する方針が決まっている。学テの結果は今年度、過去10回分が研究者らに開示され検証されるが、課題克服につながるかどうかは未知数だ。

 こんな記事があった。
 現在の子供は大変だ。
 私は、塾にいったことはないけれども(夏期講習なんてのは行ったことあるけどね)なんとか大学まで行けたから、まぁ、なんとかなるものと思ったいるのだが…

 そんなわけで、学生時代は、当然難しい問題がでても解き方なんて知らない方が多い。
 だから、皆(クラスで1番も含む)が解けなかった問題を解いたりしたことがある。
 自慢ととられるとその通りとしか言えないが、今思い出しても面白かったことを列記してみる。

 ・国語の4択問題に正解が2つあったので2つに丸したらクラスで1人だけ正解だった。
  多分、教師が間違えたのか、それとも、温情から得点しやすいように仕組んだ問題だったと思う。
  確かに、問題自体は難しくはなかったが、4択で2つ選ぶヤツはないだろうと(先生は)思ったところが、いたわけだ。
  当然、このテストで一番だったわけではない、それは、秀才君のものだ。

 ・全然解き方もわからない確率の問題で、一人だけ正答した。
  これも、正攻法では手が付けられなかった。
  でも、よく見ると、全部書き出しても何とかなる事象(数十件程度)だったので、全部の事例を書き出した。
  大変だったよ、試験の最中だったからやったけれども、今なら絶対やらないよね。
  そう、解き方もなにもない、力業(ちからわざ)で正解した。

 最近のコマーシャルで「ほぼ…」なんてのがあるけれども、複雑な方程式が解けないときに、図を書いてそれを実測してみて、「ほぼ3.2」とか書いたら、粋な先生は、8割くらい点数くれるかもしれないよね…なんて、世の中ではなくなったんだね。
 でも、現実の世の中はそんなものなんだけれどね。