110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

89歳の母親と数独をする

 ディサービスで余興でやったらしいのだが、完全主義者の母親は家に帰ってきてからも一生懸命考えていたようだ。
 諦めるかなと思ってたけれども、やり方を聞いてきたので、「やれやれ」と思いながら、お付き合いという始末となった。

 こんな感じだ。
 私「ここの列に8があるよね、そして、その隣の列に8があるよね、そうすると、この2つ列には8がはいらないよね、だから、残った列で空いているここには何の数字が入るのかな…?」
 母「6」

 さすが、軽度認知症
 まぁ、認知症なんて言っても、生活できているうちは気にしていないけれどもね、例えば、自動車運転してるなんていうことはないので、人様への迷惑は最小限度だと思う。

 そんな感じで、基本的なことからはじめて、小一時間位付き合ってしまった。

 多分、今度ディサービス課題が出ても一人ではこなせないだろう。
 でも、何かややこしいこと(手順)を、こつこつとやらなければならないことは覚えていてくれるのではないかな。 

 確かに効率だけ考えたら、凄く無駄なようなことだけれども、そういう、時間も必要なのかなと思った。
 私の脳力なんていうのも、相当衰えているのだろうから、母親の振る舞いを参考に、何事もゆっくりと取り組んでいけばいいのだろうね、短気を起こさずにね…