王朝の求道と色好み(亀井勝一郎著)
本書は1963年文芸春秋社刊行のもの。
副題には「日本人の精神史研究」とある。
本書はその第二巻目で平安時代の文化を考察している。
そこには、求道(仏教)と色好み(古今集)そして、女性による文学がある。
求道と色好みは、それぞれが対抗している概念であり、例えば、真面目と粋のような関係にあるようにも思う。
そして、その底流には「人生」、その生きることの難しさがあり、その絶望でもある。
人生に絶望したときに、人はどうするのだろうか?
その不条理を、真面目に捉えるのか、笑いに還元するのか?
(もしかすると、思考停止するのかもしれない)
そんなことを考えると、本書の時代性を飛び越えて、現代に投影してしまう。
思うに、人それぞれ悩みを抱えているのことだろう。
それにつけても、隣の家の芝生は妙に色っぽいのだ。
副題には「日本人の精神史研究」とある。
本書はその第二巻目で平安時代の文化を考察している。
そこには、求道(仏教)と色好み(古今集)そして、女性による文学がある。
求道と色好みは、それぞれが対抗している概念であり、例えば、真面目と粋のような関係にあるようにも思う。
そして、その底流には「人生」、その生きることの難しさがあり、その絶望でもある。
人生に絶望したときに、人はどうするのだろうか?
その不条理を、真面目に捉えるのか、笑いに還元するのか?
(もしかすると、思考停止するのかもしれない)
そんなことを考えると、本書の時代性を飛び越えて、現代に投影してしまう。
思うに、人それぞれ悩みを抱えているのことだろう。
それにつけても、隣の家の芝生は妙に色っぽいのだ。