110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

のだめカンタービレ終了

 のだめが終わった。
 意外とあっけないようだが、よくよく考えてみると、潮時という感じがする。
 これ以上続けると、天才ピアニスト、野田恵のスーパーパフォーマンスと、ライバルとの葛藤を描くことになってしまうことだろう。
 それは、面白い見世物だが、幸せなことではないように思うのだ。
 
 映画が、ひとつの目的が達成されたそのピークで終了するように、現実の世界は、その後も流転し、一時の幸福は、倦怠し、また、つまらない日常へと落ち込むことになる。

 そういう意味では、唐突なようだが、理知的な終わらせ方のように思うのだが・・・如何?