110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

105円の知能とは?

 まさに「雑」な話だが表題を変えてみた。

 なにゆえ「105円の知能」なのかなのだが、これは、最近古本屋で、100円や105円(税込み)の本を主に読むようになってきたことによる。
 そう、「私の知能は、(たかだか)105円の本で支えられている」ということなのだ。
 そして、現実に、古典と言ってもよい本、例えば岩波文庫講談社学術文庫などは、探せば、105円で過去の名著を相当手に入れることができる。
 まぁ、あとは読む時間があるかなのだが・・・・
 
 書籍も電子化などという新傾向にあるのだが、それよりも、活字本の値崩れは甚だしい。
 まさか、日本語の離れではなかろうか、とも穿ってしまうところもあるのだ。

 本日は、アルトーの「演劇とその形而上学白水社)」を読んでいて、演劇は言葉を離れたところのものを表現する、という様な趣旨に出くわしたものだから、日本語が廃れたとか、活字離れがとか、いうことにいちいち感応する必要はないのかもしれないのだが、それなら、もう少し世の中ダイナミックな・・・失礼、芸術的な面持ちになりそうなものだと、ひとり煩悶してみたりする。