110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

衝撃的な結果

 以前、タキオンという光速より早い粒子の存在を予測した人がいたが、その仮説はどこかに消えてしまったかの様に忘れ去られていたのだが、なんとまぁ・・・・
 まさに「衝撃的な結果」だ。
 光速より早いと時間を逆行するなどという話もあったが(さて)どうなるのだろう。

ニュートリノ>「衝撃的な結果」名大准教授ら講演
光の速さより速く飛ぶ素粒子の一種、ニュートリノを観測したとする欧州研究機関の研究発表について、研究チームに参加する名古屋大教養教育院の小松雅宏准教授らが26日、同大(名古屋市)でセミナーを開催した。多くの研究者や報道陣が詰めかけ、現代物理学の前提を覆すかもしれない研究内容に聴き入った。
 セミナーのタイトルは「OPERA実験におけるニュートリノ速度の測定」。小松准教授は、スイス・ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究所(CERN)の実験にメンバーの一員として加わった。発表によると、ニュートリノ加速器で打ち出し、約730キロ離れたイタリアの地下研究所で観測したところ、光より60ナノ秒(1ナノ秒は10億分の1秒)だけ速く到達していることが確認されたとしている。研究には、国内の専門家を含む11カ国30機関の160人が参加。1万5000回に及ぶ観測データ解析の結果、誤差を考慮しても光より速く飛んでいると23日に公表された。
 アインシュタイン特殊相対性理論では、質量を持った物質が光速を超えることはないとされる。今回の研究チームも物理学的な解釈を回避し、学会による精査を求めている。小松准教授はセミナーの冒頭、今後の検証課題となる誤差について、スイスの国土地理院などの協力で距離の検証を重ねてきたことを強調。「衝撃的な結果であり、人為的なエラーも徹底的に排除している」と強調した。
 セミナー後の質疑応答で、名大素粒子宇宙起源研究機構の中村光広准教授も「(実験結果には)物理学者として抵抗はあったが、何度も検証して観測結果には間違いないので、発表することにした」と話した。