110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

小柴昌俊さん死去

小柴昌俊さん死去 ニュートリノノーベル物理学賞 94歳
11/13(金) 12:46配信 時事通信
 素粒子ニュートリノの観測に成功し、2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊(こしば・まさとし)東京大特別栄誉教授が12日夜、死去した。
 94歳だった。愛知県出身。
 1951年、東大理学部卒。米国留学を経て58年に東大助教授、70年に同教授。87年に定年退官した後、東海大教授などを経て05年に東大特別栄誉教授。
 岐阜県飛騨市神岡鉱山地下に、3000トンの水を蓄えた観測装置「カミオカンデ」の建設を提唱し、83年に完成させた。当初の目的は素粒子物理学のテーマの一つ「陽子崩壊」の観測だったが、小柴さんは宇宙から飛来するニュートリノの検出に使えると考え、装置を改良した。
 ニュートリノは理論的に存在が予測されていたが、あらゆるものを通り抜けるため観測が難しかった。小柴さんはニュートリノが水の分子と衝突した際、ごくまれに生じる光を捉えようと試みた。
 87年1月、カミオカンデで観測を開始。翌2月、地球から17万光年離れた大マゼラン星雲で起きた超新星爆発で生じたニュートリノの観測に成功した。小柴さんが定年退官する1カ月前だった。
 カミオカンデの後継装置で、5万トンの水を蓄え96年に観測が始まった「スーパーカミオカンデ」では、梶田隆章・東大宇宙線研究所長らがニュートリノに質量があることを確認した。梶田さんは恩師の小柴さんに続き、15年にノーベル物理学賞を受賞した。

 ニュートリノがどうしたって、ほとんどの人類には関係ないんだよ、でもそれをやっとくと将来になにか役に立つかもしれないんだよね。

相対性理論も当初は殆ど私たちの生活に関係がなかった、しかし、今は、GPSの位置決め補正には欠かせないものとなった(そういえば原子力という善悪含めた技術もあるね)。

物理学はそういう研究分野が多いよね?

そういう、物理学のジャンルで日本は何人ものノーベル賞受賞者を輩出してきたんだ。

でも、もう、無理だろうね、学術会議の政府対応と世論を知る限りでは・・・

日本の物理学の巨匠が亡くなった、様々な感慨がある、ご冥福をお祈りいたします。

 

そういえば、ヒッグス粒子(重力)も凡人の私にはそれだけで夢を見させてくれる話しだよね?