110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

8/21

 本日は、母親のケアマネが来るのでその対応とともにお願いしていた老人ホームの斡旋の方の話を聞いた、うーん私の経済力では入所は無理だ、そして、昨日の話でもう少し父親を家で面倒見ようかと思った矢先なのでまだ遠い話かと思ったのだ。
 ところが、本日も入院中の父親に面会すると「もう退院するすぐ連れて帰れ」と尋常では無いことを言う、これは何かあったと思い、たまたま居合わせた担当医と話をした、どうも、頻繁にナースコールをして息苦しい(肺の機能が弱っていることは事実なのだが)と訴えるも、医師が駆けつけるとけろりとしている、それが続いたので担当医が当院では呼吸器科はないのでどうしても必要なら主治医のいる病院へ行ったらどうかと言ったら、ここ数日のいきさつや家族の負担も顧みず売り言葉に買い言葉で自分勝手に判断して「退院」などということを考えた様子だ、担当医には当家の事情を説明し了解してもらいつつも、これ以上の滞在は不可と判断し明日退院ということになった。
 かくて、我が家のつかの間の平和は崩れたのであった。
 こうなっては、本人も言っていたことを信じて、老人ホームへの道を歩んでもらおう。
 一人の幸せよりも、家族三人の幸せの方が重要だと思うのであった。
 
 多分、父親は認知症ではない、そうだとしても軽傷だと思う、それよりも、人間として生きること、すなわち「生老病死」をきちんととらえることができないで歳を重ねたのだろう。
 「老耄」という言葉が思い浮かんだ。