110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

相手を殴っておいてさらに非難する

 学生さんに同情的な意見もありそうだがこれはいけない。
 「地域から排除され気持」ではない地域住民のうち幾らかの人が排除したがっているのだ。
 過去に裁判があり和解とあるが和解の条件が明記されたはず、その条件を満たさなかったと住民に判断されたのだからここは学校側が事態の収拾に積極的にあたるべきだ。
 たぶん、総務部長の発言の一部を切り取って掲載されたからだろうが、これでは学校側には責任はありませんと言ってるようにも思える。
 学校の職員はもちろん学生も18歳以上で今度は選挙権を与えられる。
 すなわち、関係者はみんな大人なのだから、私有地(私道)の通行や他者への迷惑について、それが、過去において裁判があったことを含めて理解できなければ、おかしいはずだと思うがどうか?
 総務部長の発言は「いたいけな子供たちが可哀想」という論調に見えるのだが?
 大人だろう彼らは?

「学生通行禁止」東北福祉大周辺に看板

 学生、通るべからず-。仙台市青葉区東北福祉大国見キャンパス周辺に「学生通行禁止」と書かれた看板が複数置かれ、学生たちが困惑している。看板は一部地域住民が2009年、学生の通行による住環境の悪化を懸念して設けた。過去に訴訟に発展し、一度は和解したが、住民側の不信感は根強く、円満解決を望む大学側との溝は埋まりそうにない。
 看板はJR仙山線東北福祉大前駅から国見キャンパスへ続く道路沿いに複数ある。立て看板が置かれた幅約4メートルの直線道路=図=の地目は、私道と、誰でも通れるあぜ道などの法定外公共物が混在している。民家の外壁などにも「学生さん!ここは私道であり、生活道路。公道を利用しよう」などと通行禁止を訴える看板が4枚ある。
 事の発端は9年前にさかのぼる。07年3月、同大が福祉大前駅の開業に合わせ、駅前にステーションキャンパスを整備。学生と地域住民の利便性を図るため、その敷地内に大学への近道となる通路を設けた。
 開業以降、多くの学生が同駅と約300メートル離れた国見キャンパスを結ぶこの通路を最短ルートとして利用。両キャンパス間の行き来もあり、多い日で1日約3000人の学生が通った。
 08年4月、最短ルート沿いや周辺の住民9人が「学生の騒ぎ声がうるさい」などとして、私道の通行禁止を求める仮処分を仙台地裁に申請した。翌月、和解が成立。(1)講義のある日は最短ルートの入り口に大学職員を配置し、学生を市道に誘導する(2)住民の生活を妨げないよう学生を指導する-などを申し合わせた。
 和解を受け、大学側は講義の間に職員を周囲に配置し、最短ルートを使う学生に迂回(うかい)するよう指示。指導が実り、学生の通行数は激減した。
 だが09年9月、一部住民が「騒音はある程度改善したが、まだ安心できない」などと学生通行禁止の立て看板を設置。その後、学生の通行に反対する住民宅にも看板が貼られたという。
 大学側は今年2月に住民と協議。最短ルートの西側に新たなルートを示した上で看板の撤去を求めたが、理解を得られなかった。
 榎本等総務部次長は「看板を見た学生は地域から排除された気持ちになってショックを受けている」と指摘。「市道を使うだけでは混雑して学生が道路にはみ出す危険がある。安全上の配慮から、駅から二つ以上のルートが望ましい」と理解を求める。
 看板を設置した男性(60)は「以前は道路が学生で埋め尽くされ、車が通行できないほどだった。閑静な住宅街を守る上で看板の抑止効果は大きい」と話し、外す考えはないという。