110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

大橋巨泉さん死去

 「大橋巨泉さん死去 82歳 がんで闘病」と見出しがあった。

 本人の身近にいたわけでないので本当の暮らしぶりは分からないが、端で見ていて、この人ぐらい自分の才能で生き抜いた人を見たことが無い。
 芸能界は人脈の世界だと思うのだが、この人が人に媚びた素振りを見せたところを見たことが無い、自分の意見も明確に話していたし、その割には間違いが無い。
 影の努力とか苦労はあるのだろうけれども、そんなところ見たことも聞いたこともない。
 他人の目からみると本当に思い通りに生きた様に見えるのだ、羨ましいかぎりだった。
 ただ最近は闘病生活が続いていたらしいので、身体というリアルな面では苦労をしたことだろう。
 まずは、ご冥福をお祈りします。

 先の、永六輔さんの死と合わせて「昭和は遠くになりにけり」なんてフレーズが一時的に流行っているらしいが、この二人、確かに才人であるがその方向性や性格は全然異なるので、昭和というフレーズでくくると「?」かな。
 こういう人(才能)たちが出てこれない世の中になったかもしれないね。