110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

人類は進化しているのか?

 「実は増えている! 40歳代の中絶」などというヘッドラインが目についたので、先日とある本を読んでいた時に思ったことを記してみようかと思う。
 人類は余り進化していない、類としての進化は捨て、社会的・文明的進化をしているからだ、という論旨にはなんとなく納得してしまう。
 しかし、生物学的に進化していないのか、という疑問は残る。
 この一つの指標として、女性の閉経年齢があるのでは無いかと思うのだ。
 現在、女性の寿命に対して閉経年齢、いわゆる更年期が早すぎるように思えるのだが、実はこれほどに寿命が伸びたのはここ一世紀ほどのことではないかと思うのだ。
 例えば、明治や大正の小説など読んでいても、50歳台というと死期が間近に迫ってきて、老齢に差しかかっているというイメージがある。
 ということは、女性の閉経期も死期とある程度リンクしているのではないかという(まぁ)妄想が沸いてくる。
 だから、今後、女性の閉経年齢が統計的に上がってくるのならば、やはり、生物として進化しているのだということが分かるのではないか?
 そんな事を思ったりしたのだ。
 それが、嬉しいことなのか悲しいことなのかは、今回は触れない。
 また、この変な仮説が当たったからといって、私にはその価値はわからない。