110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東海大菅生甲子園出場おめでとう

 東海大菅生は、このところ3度地区予選決勝に出場し3度敗れた。
 今回4度目となり、以前決勝で敗れた早実との対決となった。

 私は東海大菅生と縁もゆかりもないのだが、以前の仕事の関係で彼らの高校の場所がどこにあるかは良く知っている。
 だから、東海大菅生というのは、辺鄙なところにある高校というイメージ(失礼)で、私には特筆した感触は全くといっていいほどなかったのだ。
 それが、このところの予選敗退を中継で見て、まぁ、なんとなく、予選で決勝にでると応援していた。

 今回は、奇しくも準決勝の日大二戦も見たのだが、菅生の投手が先発から中継ぎへと変わったところで打線が爆発し、その勢いに乗って感情的に追い上げを見せる日大二高に対して、終始冷静に戦い、勝ちきった東海大菅生の戦いぶりが印象に残った。
 そして、今回の決勝も、下馬評や報道陣の注目は早実が圧倒的だったが、やはり、冷静に試合を運んで勝った。

 日大二高戦も早実戦でも同じように感じたのだが、菅生の野球は基本に忠実だ、バントのサインが出れば、きちんとバントをする、エンドランのサインが出れば、少なくとも空振りは避ける、など、小さなことを忠実に確実にしようとする。
 また、エラーや失点など、不利な流れになりそうな時は、必ずタイムを入れて落ち着かせていたことだ。
 これは、今日の早実戦でも9回表のピンチの時の早実の時間(タイム)の使い方と比べるとはっきりする。
 だから傍目には地味に見えるかもしれないが、結果ではじりじりと他を圧倒していたように思えた。
 これは、惜敗を舐め続けた教訓なんだろうかね。

 甲子園に出ると、一人、二人の怪物が試合を決めてしまうようなチームも出てくるし、総合力も格段に上手のチームもいるかもしれない。
 どこまで勝ちあがれるか?・・・これは未知数だが、頑張ってほしいな。