110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

どうなんだろう

 日本が第二次世界大戦に参戦したのは、どういう経緯だったのだろうか?
 いろいろ、本などを読んでもいまひとつ理解できないところがある。
 なんとなく、戦争に巻き込まれたみたいな見方もある。

 国際会議を利用してある国を糾弾して追い込む形になったときに、まぁ、その当事国がどのような対応をとるか(とったか)については、当然、その当事国の決断ではあるのだが、国を維持するための(広義の意味で)資源を封鎖されたときに、どのような決断をとるかは、実は自国のみの純粋(単純)な決定ではなく、他国のポジションからも当然大きな影響を受けることになるだろうね?

 ちなみに、特に北朝鮮が好きなわけではないのだが、歴史に疎い私には、かつて参戦したときの日本と北朝鮮がオーバーラップして見えるのだ。
 今度は、当時糾弾された側が、糾弾する側になってね。
 
 そして、ここにきて、核武装論まで世論に出てくるようになった。
 もう、憲法がどうのこうのということも、目先の状況で勝手に解釈を変えてしまえばよいという、そう発言する(一応)知識人が公然と現れるようになった。
 別に、きちんとした議論の上で(時間はかかるけれどもね)憲法改正にしろ核武装にしろ決めることは自分の意見とは別に容認できると思うのだよね。
 しかし、目先の突発事項に、感情的に対応してしまうのはどうかと思うのだ。
 現状、冷静に考えれば、もし、軍事的な状況に陥れば、そういう訓練を受けた者や、そういう素養があった者以外は、平和ボケの影響で烏合の衆(足手まとい)となろう。
 かくゆう私もそういう役にたたない一人だけどね。

 もともと、私たちは(戦後)きちんと決められなかったのだからね。
 下手な弥縫策などあげつらうべきではなさそうだと思うのだよね。

 もしかすると、これを期になにか日本の世論や政治が変わるかもしれないね。
 それは、必ずしもそれがよい事だとは言えないけれどもね。

 以前、私も奢っていたんだよ、日本は大丈夫ってね。
 でも、それが千年に一度の災害だという言い訳をしても、レベル7の放射能事故を起こしたんだからね。
 その辺から、日本とか日本人の見方が変わった気がする。