110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

宇宙戦艦ヤマト問題

 私としてはこの程度の比喩しか考えられないのだが、結構身につまされる。

 いわゆる、北朝鮮の問題は相当複雑だが「囚人のジレンマ」なんだと思う。
 一番良い選択肢は、とにかく戦争(もしくは戦闘)を回避すること、ただし、水面下は別にしても表面的にはそうなっていないようにも見受けられる。
 さて、そうすると、あっては欲しくはないがはじまってしまったとすれば、表題の宇宙戦艦ヤマト状態になる。

 この話は、現在の情勢にぴたりとは収まらないので、どちらが地球でどちらがガミラスなのかは悩ましいのだが、究極の問題は、もし、どちらかの勢力が相手の星(国)を滅ぼしてしまったらどうなるのかという問いだ。
 この作品では、ガミラスを相当悪玉にしたててその問題の深刻さを覆っているが、やはり、キズである事に間違いはない。
 あなたは、どの程度までの事象なら、相手を殲滅してもよいと考えるだろうか。

 まぁ、政治的な人たちにはこの判断は難しかろう、しかし、宗教家などはこういう視点からの意見を提唱してもよいのではなかろうか?
 そういうのが、私の目にとまらないということはどういうことなのかな。
 単に情報収集能力の欠如だろうか?