110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

そうだっけ?

首相、プーチン氏と「しっかり議論したい」 会談始まる
1/22(火) 20:53配信 朝日新聞デジタル
 安倍晋三首相は22日、ロシアのプーチン大統領とモスクワで会談した。首相は1956年の日ソ共同宣言で日本に引き渡すと明記した歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島の事実上2島に絞って返還交渉を進める方針。だが、先週始まった日ロ外相による平和条約締結交渉ではロシアの強硬姿勢が鮮明になり、進展は見通せない情勢だ。
 安倍首相とプーチン氏の首脳会談は、第1次安倍政権時代を含め、今回で25回目。会談の冒頭、プーチン氏は「我々の会合が定期的なものとなって、二国間関係や地域問題で意見交換することができていることをうれしく思っている」と語った。
 首相は「昨年は日ロ関係にとって、転機となる年だった。今年は日ロ両国において飛躍の年となるようにお互いに力を合わせて、努力していきたい」と述べた。その上で、先週行われた外相会談を踏まえ、「平和条約締結問題についてゆっくりとしっかりと議論をしたい」と語った。首相とプーチン氏は会談後、そろって共同記者発表に臨む。
 首相とプーチン氏は昨年11月の会談で、日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意した。日本政府の基本方針は「北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する」というものだが、首相や河野太郎外相は11月の首脳会談以降、国後(くなしり)、択捉(えとろふ)2島の扱いや4島返還をベースにした過去の合意文書の踏襲について明言を避けている。日本が日ソ共同宣言に言及がない国後、択捉を含む4島返還を交渉で持ち出せばロシアが反発するのは避けられないためで、交渉は実質的に歯舞、色丹2島を対象とする考えだ。
 一方で国内向けには「方針は変わっていない」との説明を続ける構えだ。日本政府は旧ソ連やロシアによる四島の占領を「不法占拠」として批判してきた経緯があり、国後、択捉を含む4島返還を断念した格好になれば、元島民や首相を支持する保守層からも厳しい批判を受けかねないためだ。
 首相としては返還を求める対象を事実上2島に絞ることで、交渉の加速化を狙うが、21日にモスクワに出発する前、記者団には「ロシアとの交渉は戦後70年以上残されてきた課題であり、決して容易なものではない」と語り、難しさを認めている。
 実際、ロシアはさらに厳しい条件を突きつけている。ラブロフ外相は14日の交渉後の記者会見で、「日本側が第2次世界大戦の結果を認めるのが第一歩だ」と主張。第2次大戦の正当な結果としてロシア領になったと認めない限り、条約交渉の進展は難しいとの認識を示した。
 ソ連が大戦末期に日ソ中立条約を無視して対日参戦し、日本の降伏後に北方四島を占領した歴史があるだけに、ラブロフ氏の主張は日本とは相いれない。首脳会談でどこまで一致点を見いだせるかは不透明だ。(モスクワ=竹下由佳、小野甲太郎、石橋亮介)
 本会議の発端はたしかプーチン氏がとりあえず「平和条約」ありきで会談しないかという提案に(安倍氏が)乗った形で進行したはずだ。
 それが、まぁ日本としては懸案なので仕方ないのかもしれないのだが、国内の会見で領土問題をことさらに吹聴したので、ロシア側は主権の問題を提起して会議のけん制をし始めたというのが確か真相のはずだ(べつに私見だと書いても良いけれどね)。
 今日のNHKのニュースを見ても、ロシア側がなぜだかわからないが強硬な主張をして会議が難しくなった…というような論調であったが、発端からもう一度見直すと、ロシア側はしたたかなところはあるかもしれないが、公式には正しい進め方をしているように思う。
 逆に、虚実含め勝手な情報を流し続けたのが日本側のような気がする。

 まぁ、この会談について以前コメントしたけれども、アメリカとの関係を考えると流れるしかないように思える。
 そして、それは、今後の日本に大きなダメージになる…と思う。

 とにかく、私がいなくなる(平均寿命的にあと30年位)まではこの日本は形をなしていて欲しいものだ。